アニメ「ゾイドワイルド ZERO」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第３３話「壊滅へのカウントダウン」レビュー
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
アニメ「ゾイドワイルド ZERO」の第３３話「壊滅へのカウントダウン」。
戦闘シーンは量産型のキルサイスとの戦闘のみで、大半は登場人物達の会話がメインと第３３話。
アクションは抑えめな回でしたが、
旧来からのゾイドファンにとっては大興奮の伏線がある神回でしたね。
元々、ボーマン博士達の移民船がテロ行為を受け、過去の地球にZiフォーミング装置が落下・不完全起動します。
結果として地球は一旦滅びますが、当時の地球人は落下した装置を解析し、その科学技術で地球を脱出します。
もしも過去の地球人が過去の惑星Ziに移民していたら。
ボーマン博士はそのように考えます。
旧来のゾイドシリーズの設定でも、
惑星Ziのゾイドは不時着した地球人によってテクノロジーがもたらされ、近代的なゾイドが完成します。
まさに原点回帰。
まさにゼロ。
ゾイドシリーズの始まりにつながるような伏線ですね。
ちなみにこのあたりのゾイドの歴史については以下をご参照ください。
あらすじ
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ジャミンガの大量発生、空に架かる謎のオーロラ、各地で起こる陥没事故。不完全なZiフォーミングは地球を蝕み続け、もはや一刻の猶予もない。地球壊滅の危機を前に、帝国軍も端末捜索部隊として『戦略情報局特務機動部隊』の投入を決定する中、レオたちはヴォルテックスが確認された場所へ向かったのだが……。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
コロナウイルスに伴う放送休止から再開し、久しぶりの最新話となった第３３話。
シーンの振り返り
Ａパート
旅を続けるバーン
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
いつも通り(？)戦闘が終わったあとは再び放浪の旅に出るバーンとフォックス。
ボーマン博士にフォックスもメンテナスしてもらったようです。
Z-Oバイザーを外した後遺症はほぼない様子。
度々両国に貢献したためか、
バーンが帝国軍を脱走した件は許されたようですね。
このへんはよかったなあとほんと思います。
ただ、
軍に戻ればフォックスのライダーでいられるかの保証はないので、やはり放浪の旅を続けるバーン。
ボーマン博士とリジェネレーションキューブ
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
リジェネレーションキューブについて話すレオ達とボーマン博士。
レオは父親の手帳を見せます。
視聴者としては行方不明の父親の存在が気になりますね。
一同の会話いわく、
リジェネレーションキューブは全部で２４個あります。
そのうち起動させたのは、
ボーマ博士が４個、
レオ達が３個。
あと１７個のリジェネレーションキューブの端末がどこかに眠っています。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
会話の中で、帝国軍からの情報が入ります。
最近のジャミンガの増加と地殻変動。
その亀裂の中から、怪しい施設が見つかります。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
その施設には、
ボーマン博士やサリーが乗っていた移民船にそっくりの宇宙船が。
ちなみにどうでもいい話ですが、
情報が分割された写真って、ゾイドワイルドゼロの世界はハイテクなのかローテクなのかわからないですね。
谷底の施設
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
谷底の施設には、地球が滅んだゾイドクライシス前の地球の情報が。
ゾイドクライシス後に当時の地球人は地球を脱出したとされます。
その大昔の地球人が、惑星Ziに移民し、科学技術のなかった惑星Ziにテクノロジーをもたらしていたとしたら。
そこからゾイドの発展の歴史は始まり、
初代アニメである無印ゾイドやゾイドバトルストーリーの世界観が生まれたとしたら。
まさに初代アニメとつながりがありますね。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
そうこうしていると、
冒頭と同じように再び空にオーロラが。
そして地殻変動により、谷の亀裂はさらに広がり、帝国基地が崩壊してしまいます。
アイキャッチ
アイキャッチはガトリングフォックスとビーストライガー。
Ｂパート
イレクトラゲイト
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
当時ボーマン博士やサリーを襲ったと思われる人々。
ゾイドワイルド ZERO 第2話「爆砕の武器庫！ バズートル」（あにてれ）より引用
第２話のサリーの回想で出てきましたね。
彼女らは帝国の所属だったのですね。
１００年前の出来事ですし墜落の様子から生存していないとのことですが、実際どうなのでしょうね。
コールドスリープの技術などもあるわけですし。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
いずれにせよ地殻変動が進行してる点から、
地球が残り半年ないし１年で滅んでしまう可能性があるとのこと。
地球再生の鍵を握るペンダントはシーガル達に奪われていますし、
ペンダントの再開発にはボーマン博士でも１年以上かかる様子。
地道に残りのリジェネレーションキューブを再起動させていくしかないようです。
修理が難航するオメガレックス
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
一方でランド博士の不在でオメガレックスの修復が難航している真帝国。
助手であったメルビルでも修理は困難とのこと。
ランド博士がいないことや前回の一見から、メルビルの「シーガルに従わない意思」がはっきり表れています。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ただしランド博士のことは依然として心配なメルビル。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
一方、
ドライパンサーは失ったものの、無事帰還したスピーゲル。
オメガレックスを修理するため、
ボーマン博士の拉致をシーガルに提案します。
リジェネレーションキューブを探すレオ達
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
早朝、リジェネレーションキューブの場所を特定したボーマン博士。
ちなみに帝国側も「戦略情報局特務機動部隊」という部隊が端末操作に協力してくれるとのこと。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
端末の場所は濃霧が年中ある危険地帯。
「おかげで場所を特定できた」
というボーマン博士に対し、
「おかげで朝飯を食いそびれた」
というバズの返しがなんだかアメリカのドラマみたいで個人的にはクセになります。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
そして無事に再起動。
ボーマン博士はあえて起動をレオに頼みます。
ペンダントがない今、手動で再起動できるのはボーマン博士だけ。
そう考えると、あえてレオに起動方法を知ってもらうのは合理的ですね。
金属化された腕のゾイド因子が呼応し、端末が動き出します。
キルサイス戦
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
霧が晴れたところに真帝国のキルサイスが登場。
全然関係ないのですが、
何もない砂漠に大型の昆虫がいて人と対峙していると、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のシーンを思い出します。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
相変わらず数の暴力でレオ達を苦しめます。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ボーマン博士ピンチ。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
そこへ現れたのはキャノンブル。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
３機の一斉砲火はほんとかっこいいですね。
こういう状況では格闘戦のライガーよりも、火力が強いキャノンブルのほうが心強いですね。
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ライダーはリュック隊長。
「戦略情報局特務機動部隊」とは、リュックの隊だったのですね。
第１話から階級ではなく「隊長」として登場し、しかし隊の位置付けは不明だったリュック。
「戦略情報局特務機動部隊」という隊の性質は、リュック達がサリーやライガーを追っていたことも納得できます。
個人的には第１話から貼られたいい伏線だなあと思います。
研究を続けるボーマン博士
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
レオ達の仕事場で研究を続けるボーマン博士。
共和国の護衛もついていますし、ここで作業できているということは、
ボーマン博士だけでなく
レオやバズやサリー達も
追われる身ではなくなったようですね。
今回端末を１つ再起動したので、
残りのリジェネレーションキューブの端末は１６個。
レオ達の旅は続きます。
Ｃパート
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
解説はキルサイス。
画像はマシンブラスト状態で登場です。
おわりに
ゾイドワイルド ZERO 第33話「壊滅へのカウントダウン」（あにてれ）より引用
ゾイドはそんなに対象年齢が高い作品ではないので、
正直ストーリーはそこまで期待せず迫力のあるゾイドの戦闘シーンを楽しもうかなくらいで観ているのですが、
ゾイドワイルドゼロはけっこう丁寧に伏線をはってちゃんと回収しますね。
今回もストーリー全体の理解を促すしっかりした回でした。
そうかと思えば、次回はファーストシリーズ人気ゾイド「ハンターウルフ」の登場。
ほんとどれだけ視聴者を楽しませるんだと思います。
その他の記事
参考資料
