アニメ「ゾイドワイルド ZERO」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」レビュー
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
アニメ「ゾイドワイルド ZERO」の第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」。
オメガレックスVSジェノスピノの戦闘回ですね。
メルビルVSギレルの回でもあります。
2機の巨大ゾイドの戦闘も大迫力でしたが、
初代アニメの設定を織り交ぜた演出が多々あり、
旧来のファンにとってはニヤリとするシーンが多かった回ですね。
あらすじ
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
ついに出撃したギレルとジェノスピノは、メルビルが操るオメガレックスを迎え撃つ。巨大ゾイド同士が闘争本能をむき出しにして真正面から撃ち合い、必殺のマシンブラストをぶつけあう。誰も見たことがない、息を呑むような二大破壊竜の熾烈な戦いだ。しかしランドだけは不敵な笑みを浮かべており……。
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
シーンの振り返り
Aパート
前回のおさらい
冒頭は前回のおさらいが入ります。
合同軍のワイルドブラウスとからジェノスピノの登場まで。
オメガレックスVSジェノスピノ①
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
そしてオメガレックスとジェノスピノの戦いがついに始まります。
無駄な戦闘と犠牲を避けたいメルビルですが、
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
ギレルはやる気満々ですね。
まあ、前回メルビルが荷電粒子砲を打たなかった様子を見ていないので仕方ないですが。
メルビルの思いも虚しく、
ジェノスピノの攻撃に対してオメガレックスが荷電粒子砲を打ちます。
相手の攻撃に危機を感じて自分も攻撃する演出が、
生物であるゾイドならではですね。
オメガレックスVSジェノスピノ②
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
今度は炎で死角をついてジェノスピノが攻めます。
アルドリッジが乗ったときの回では
ジェノスピノの火炎放射はあまりクローズアップされませんでしたね。
同じジェノスピノでも
以前とは違った見せ方があって、
見ていて非常に楽しめますね。
オメガレックスもシールドを破られますが、
ジェノスピノの方が満身創痍といったところでしょうか。
ランド博士の指示でオメガレックスは一旦退却します。
アイキャッチ
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
アイキャッチはオメガレックス。
Bパート
体勢を整える合同軍
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
ジェノスピノの修理も含め、
体勢を整える合同軍。
ゾイドの世界では
ゾイドと通常の生物が共生しているのですが、
人間を除いてゾイド以外の生物はほとんど登場しないですよね。
なので
登場人物達が食事をしているシーンは
他の動植物の存在を感じさせてくれるので、
個人的にはちょっと目を引くシーンです。
軍の作戦①(デフレクター)
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
開発を進めるボーマン博士とサリー。
ペンダントの力を停止させる装置を作ります。
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
装置を組み込んだミサイルをオメガレックスに打ち込めばいいのですが、
ペンダントの部分は荷電粒子供給ファンが展開したときしか出てきません。
この瞬間に狙わないといけないわけですね。
いや、むしろなんで最大の弱点のペンダント部分が
荷電粒子砲打つときに丸見えになるようにしちゃったのでしょうかランド博士。
このへんはまあ、仕方なかったのでしょうね。
本来オメガレックスはペンダントなしでは荷電粒子砲を打てません。
打つとエネルギー不足で身を滅ぼしてしまいます。
そう考えると、
荷電粒子供給ファンの部分にペンダントの装置を取り付けざるをえなかったのでしょう。
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
オメガレックスの背部に高速で近づき狙い撃ちする。
そのためソニックバードとジェイクに白羽の矢が立ちます。
やっぱり空を飛びたいだけで、
軍人としては不真面目なシーンも度々あるジェイク。
軍の作戦②(グラビティキャノン)
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
一方、ディアス中佐達の現場の会議。
今回、軍は作戦を2本立て。
こちらではグラビティーキャノンを検討しています。
「惑星Ziで使用されたという伝説の兵器」
初代アニメである無印ゾイドにて、
ラスボスであるデスザウラーにウルトラザウルスが放った「グラビティカノン」のことですね。
微妙に名称は異なりますし
形状やサイズは異なりますが
明らかに初代アニメを意識した演出ですね。
初代の「グラビティカノン」は大型ゾイドのウルトラザウルスがどっしり構えて使用しましたが、
今回はライガーが使用するという機動力も重視した作戦のようですね。
真帝国の動き
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
一方、
真帝国も帝国首都へ攻め込みます。
帝国の首都は「ネオゼネバス」。
ゼネバスとは初期のゾイドシリーズにおける帝国の名前ですね。
初期のゾイドの設定では帝国には「ガイロス」と「ゼネバス」があります。
そしてアニメ化されていない「ゾイドバトルストーリー」では、
「ゼネバス」は「ガイロス」に吸収されるかたちで一旦滅びます。
そしてゼネバスの血を引き継ぐものがガイロスに反乱を起こします。
側室の娘であるハンナを抱えるシーガル達「真帝国」。
帝国の名称に初代アニメと同じ「ガイロス」を使うのではなく、
あえて「ゼネバス」を使っているのが粋な演出だなあと思います。
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
そして若返ったランド博士が自らオメガレックスに搭乗します。
アルドリッジは急遽変更。
損な役回りとして
ある意味で視聴者の期待を裏切らないアルドリッジ。
Cパート
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
解説は以前も登場したジェノスピノ。
本編ではあまり見ることができない、
Z-Oバイザーの奥にある目。
「その強さでしか守れない平和もあるはずだ。
さあいくぞ、ジェノスピノ!
世界を守り抜け!」
ギレルのナレーションが熱くてかっこいいですね。
おわりに
ゾイドワイルド ZERO 第29話「暗黒の破壊要塞、覚醒!」(あにてれ)より引用
強大な恐竜ゾイドに、主人公のライガー系ゾイドが立ち向かうのはゾイドシリーズではよくある演出です。
反対に、
巨大ゾイド同士の大迫力の戦闘はシリーズを通しても珍しい演出ですね。
また「ネオゼネバス」や「グラビティキャノン」など旧来のシリーズを踏襲した演出もあるゾイドワイルドゼロ。
温故知新と言いますか、
旧シリーズの良いところを取り入れながら
新しい演出も試みるゾイドワイルドゼロは、
令和のゾイドとして
これまでシリーズを代表できるにふさわしい作品だと思います。
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