アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
真面目だけどポンコツなハンナ・メルビル
ゾイドワイルド ZERO 第27話「暗闇の決戦! ドライパンサー対ガトリングフォックス!」(あにてれ)より引用
アニメ「ゾイドワイルドZERO」の登場人物、ハンナ・メルビル。
初登場時はランド博士の助手としてモブに近いキャラかと思いましたが、予想以上に出番が多く、また伏線もあります。
冷静で真面目で仕事できそうなキャラですが、
レオ達と敵対していた頃はなんどもサリーを逃してしまったりポンコツキャラな側面があるメルビル。
しかし青いスナイプテラのかっこよさもあり、注目のキャラクターですね。
また、ゾイドワイルドZEROのキャラクターの中では初の帝国軍の女性パイロットでもあります。
「ハンナ・メルビル」とは?
作中の立ち位置(ポジション)
ゾイドワイルド ZERO 第20話「リジェネレーションキューブの村」(あにてれ)より引用
帝国軍の軍人であり、ランド博士の部下であるメルビル。
士官学校を出たばかりの軍人であり、階級は少尉です。
最高科学顧問のランド博士が引き抜くかたちで自身の助手とします。
また、メルビルは皇帝フィオナの異母姉妹でもあります。
性格
ゾイドワイルド ZERO 第19話「孤島の争奪戦!」(あにてれ)より引用
基本はランド博士や上司の指示に従うクール系の女性です。
ゾイドワイルド ZERO 第18話「琥珀の大鋏!クワガノス出撃せよ!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第23話「サリー・ランド」(あにてれ)より引用
しかし感情が稀薄かと言えばそうではなく、
状況によって様々な表情も見せます。
実の父であるランド博士に捕らえられるサリーを見て、表情を曇らせるメルビル。
容姿
ゾイドワイルド ZERO 第19話「孤島の争奪戦!」(あにてれ)より引用
身長はサリー以上アイセル未満といったところで、年齢もおそらくそのくらいでしょうか。
ゾイドワイルド ZERO 第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」(あにてれ)より引用
言及はされないものの、
本編ではアイセル以上にバストサイズが強調される演出が多い気もします。
ゾイドワイルド ZERO 第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」(あにてれ)より引用
帝国の皇帝フィオナと雰囲気が似ているメルビル。
外見にも非常に伏線のあるキャラクターです。
メルビルは先帝と側室の間に生まれた子供です。
子宝になかなか恵まれなかった先帝の本妻。
そのため後継として先帝は側室と子供をもうけます。
しかし幸か不幸か、
先帝と側室の間にメルビルが生まれた直後、
本妻も子供を宿します。
メルビルはフィオナの(母親が異なる)姉になるわけですね。
帝国軍皇帝は代々ゾイドを従える不思議な力を持っています。
メルビルもその血を受け継いでいて、
ゾイドを従える不思議な力を持っています。
搭乗ゾイド
ゾイドワイルド ZERO 第23話「サリー・ランド」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第23話「サリー・ランド」(あにてれ)より引用
基本の登場ゾイドは青いスナイプテラです。
メルビル仕様のスナイプテラは、ランド博士を乗せることができるようシート席を設けた要人護衛仕様になっています。
ゾイドワイルド ZERO 第28話「激突! 二大破壊竜!!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第28話「激突! 二大破壊竜!!」(あにてれ)より引用
さらにオメガレックスにも搭乗。
ただその負担はかなり大きい様子です。
ゾイドワイルド ZERO 第18話「琥珀の大鋏!クワガノス出撃せよ!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第19話「孤島の争奪戦!」(あにてれ)より引用
いずれにせよ
ランド博士の助手としてデスクワークをこなすだけでなく、
ゾイドでの戦闘や軍人としての格闘もこなせるメルビル。
しかも王族の血を受け継いでいて、ほんとスペック高いですね。
主な活躍シーン
メルビルの初登場
ゾイドワイルド ZERO 第18話「琥珀の大鋏!クワガノス出撃せよ!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第18話「琥珀の大鋏!クワガノス出撃せよ!」(あにてれ)より引用
メルビルの初登場は第18話になります。
ランド博士の実験を手伝うメルビル。
このときはちょい役で、その他方勢の軍人の印象です。
出番が増えていくメルビル
ゾイドワイルド ZERO 第19話「孤島の争奪戦!」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第19話「孤島の争奪戦!」(あにてれ)より引用
しかし第19話にてさらに出番が増えて再登場。
初登場の青いスナイプテラのインパクトもあり、
主要キャラの一人として認知されていきます。
ゾイドワイルド ZERO 第19話「孤島の争奪戦!」(あにてれ)より引用
わりと簡単にサリーを逃してしまったり、メタ的ですがポンコツ感も出てきます。
ゾイドワイルド ZERO 第22話「ファングタイガーの罠」(あにてれ)より引用
以後もランド博士と共に登場を重ねていきます。
ゾイドワイルド ZERO 第23話「サリー・ランド」(あにてれ)より引用
そして、第23話では捕らえられたサリーに表情が変わるメルビル。
今まではランド博士の命令に対し右向け右だったのですが、
このあたりからメルビル個人の感情描写が入ってきます。
メルビルの過去と生い立ち
そして第24話でさらなる掘り下げ。
皇帝フォオナとメルビルが似ていることに気づくギレル。
メルビルに伏線まで加わってきます。
メルビルと荷電粒子砲
ゾイドシリーズ全体において「荷電粒子砲」はおなじみの兵器ですが、
ゾイドワイルドシリーズにおいて、
初めて荷電粒子砲を打つ描写を担ったのもメルビルです。
メルビルの子供時代
そしてメルビルの子供時代が回想として描かれます。
先帝の血をひき、
ゾイドを従える不思議な力を持っていることがわかります。
オメガレックス戦
荷電粒子砲に心身ともに負担が大きかったメルビルですが、
今度は自分自身で被害を抑えるため、
再びオメガレックスに自らの意思で搭乗します。
フィオナとの対面
そして第31話にて、フィオナと対面します。
互いが姉妹であることを知った上で、初めて言葉を交わす二人。
キルサイス戦
ゾイドワイルド ZERO 第31話「皇帝陛下を救出せよ」(あにてれ)より引用
同じく第31話。
後半ではフィオナ達を助けるため、キルサイスに乗り戦います。
作中でも比較的いろいろなゾイドに乗るメルビル。
ジャミンガ戦
真帝国から逃亡し、レオ達の仲間になっていきます。
ランド博士との戦闘
ランド博士を会心させるため、単身で乗り込むメルビル。
シーガルのキルサイスを狙撃
おわりに
ゾイドワイルド ZERO 第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」(あにてれ)より引用
シーガルに叱責され、表情を変えるメルビル。
真面目なキャラが任務を失敗するポンコツ展開自体は珍しくありませが、そのミスをわりと痛い感じで指摘されるのは珍しい気もします。
ゾイドワイルド ZERO 第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」(あにてれ)より引用
また、
メルビルは旧シリーズからの比較的熱心なゾイドファンからは何かと目をひくキャラクターなのではと思います。
まず、名前である「ハンナ・メルビル」。
初代の漫画の登場人物である「ハンナ・ハンナ」を思い出させます。
また、
オメガレックスに乗るメルビルから、
デススティンガーに乗ったアンナ・ターレスを連想するファンもいるのではないでしょうか。
ゾイドにはアニメ化されていない「ゾイドバトルストーリー」というものがあります。
アニメ以上に国と国の戦争を描いていて、大人向けなストーリーです。
「アンナ・ターレス」はその中の登場人物で、帝国軍の軍人です。
デススティンガーは旧シリーズの強力なゾイドです。
この、「暴走しそうなくらい凶暴で強いゾイドに危険を犯して乗る女性軍人」という点が、ファンからは非常に覚えのある設定かと。
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