アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
第50話「無限大の地球へ」レビュー
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
アニメ「ゾイドワイルドZERO」の最終回である第50話「無限大の地球へ」。
前作の無印ゾイドワイルドも含め、
第3次ブームを起こしたゾイドのテレビアニメシリーズが終了するのは寂しい限りです。
しばらくゾイドロスは続きそうですね。
コロナウイルスにより、一部ストーリーの掘り下げができなかったのかなとも思えるゾイドワイルドZEROですが、それでも鑑賞に耐えうるクオリティーで幕を閉じたことはファンとしても嬉しいですね。
あらすじ
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
ゼログライジスが進む度に、人とゾイドの歴史が終わりへと近づいていく。それでも戦士たちの闘志は挫けていなかった。ギレルとディアスもまた、満身創痍の二大破壊龍を奮い立たせてゼログライジスに挑む。そしてレオとライガーは、全身全霊を懸けて翔ぶ。
押し迫る終末を超え、ZEROから先の未来へ向かう為に。ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
実際のシーンの解説
オープニング
Aパート
ゼログライジスVS合同軍
前回の移民船爆破でかなりダメージは負っているものの、まだ動けるゼログライジス。
合同軍の最後の戦いが始まります。
本筋とは逸れますが、
武装を追加したパキケドスに目がいきます。
ゾイドワイルドZEROでは初めての戦闘シーンであるパキケドス。
以前登場したときはすでにドライパンサーにやられていたので。
アイキャッチ
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
アイキャッチはライジングライガーとゼログライジス。
ゾイドワイルド ZERO 第43話「古の皇帝龍ゼログライジス!」(あにてれ)より引用
ちなみにゼログラジスのアイキャッチは完全体と不完全体の2種類があって、見比べるのも楽しいです。
Bパート
ゼログライジスVSジェノスピノ&オメガレックス
そして再び巨竜の戦い。
ゼログライジスVSライジングライガー
最終局面は、オマージュたっぷりのゼログライジスVSライジングライガー
それぞれの後日談
アイセルとジェイク
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
戦いが終わり、ラプトリアを所持して良くなったアイセルは考古学者として旅へ。
ジェイクは軍に残ります。
バーンとガトリングフォックス
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
バーンは以前から個人の罪は消えていましたが、今回の件でガトリングフォックスの所持も許され、完全に自由な旅になります。
フィオナとメルビル、ギレル
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
罪は償いきれてはいないものの、会うことはできるメルビルとフィオナ。
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
アップルパイにテンションが上がるジーンの口調は、声優が同じである初代アニメのヒロイン「フィーネ」とそっくり。
ジーンは今までそこまではしゃいだ演出はなかったですし、アップルパイが好きという設定も特に語られてなかったので、最終回にフィーネに寄せるある意味でのファンサービスなのかなと勝手に思ったり。
ディアスとシェリー
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
個人的に一番ほっこりしたシーンです。
ディアスとシェリーに結婚を意識させる両親。
当然ゾイドワイルドZEROのメインカップルはレオ&サリーなのでしょうが、
ディアス&シェリーが一番微笑ましい。
ギレル&フィオナはちょっとご都合主義すぎるので、個人的にはディアス&シェリーの成就を一番応援したいです。
ディアスとシェリーは幼なじみで今も互いの良き理解者。
ゼログライジス戦で擬似ブラックホールに飲み込まれたことで、シェリーはディアスと一旦は死別の心境も味わったことですし、より一層互いの尊さも感じたことでしょう。
ビーンズ
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
野生ゾイドがいた森林は今回の地殻変動で大陸から切り離されたとのこと。
より一層独立した生態系になりそうですね。
そこへ残ることを決めたビーンズ。
ゾイドワイルドZEROにおいて唯一野生ゾイドが生息する地域と、唯一食べ物のあだ名がついているビーンズ。
ゾイドワイルドZEROは前作ゾイドワイルドのはるか過去の物語とされていますが、この野生ゾイド地域とビーンズは、2つの作品の繋がりを感じさせる地味に重要な要素かと思います。
メルビルとボーマン
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
メルビルはボーマン博士の助手となり、ゾイド因子の良心的な活用を研究します。
レオ達の旅
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
メルビルが助手であることと、ボーマン博士の配慮もあり、レオと共に旅を続けることができるようになったサリー。
運び屋をやめて考古学者として旅を始めるレオ。
バズも二人のサポートとして同行します。
運び屋として軍と専属契約の話もあったのに、バズはほんといい人ですね。
作中で明言はされていませんが、
レオ・バズ・サリーが再び旅を始めるとなれば、アイセルもまた一緒になるかもしれませんね。
考古学という目的は同じですし。
バーンはさすがに考古学を旅の目的にするとは思えないので、
これまで通りレオ・バズ・サリー・アイセルの旅の道中で付かず離れず目的を共有するバーンという構図が目に浮かびます。
第1話の再現
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
そしてクライマックス。
第1話の崖越えを再現してストーリーが終わります。この原点回帰なまとまりのある演出はいいですね。
Cパート
解説パートはライジングライガーで締めます。
おわりに(感想)
ゾイドワイルドZERO 第50話「無限大の地球へ」(あにてれ)より引用
感動の最終回。
崖を飛び越えたかどうかのシーンはなく終わります。
ライジングライガーは進化前ライガーのブースターはないですし、ビーストライガーより装備と装甲の関係で重いです。
そのため普通にスペック的に考えると崖を飛び越えることは難しそうです。
しかし、レオの腕も上がってますし、ビーストライガーよりライジングライガーは駆動系が強化されているので、そういった点からぜひ崖を飛び越えてほしいものです。
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