・「SSSS.GRIDMAN」オープニングの伏線の要点
・「SSSS.GRIDMAN」オープニングの伏線と考察
・「SSSS.GRIDMAN」オープニング考察のまとめ
・その他の記事
・参考資料
「SSSS.GRIDMAN」オープニングの伏線の要点
「SSSS.GRIDMAN」オープニング。
主題歌である「UNION」の歌詞と共に流れる様々なシーンが本編の伏線になっています。
初見の場合、オープニングでぱっと見で気になるのは、
- フードを被った謎の人物
- パソコンの中で微笑むアカネ
の２点ではないでしょうか。
ただ、他のも細々気になるシーンがありますね。
以下、「SSSS.GRIDMAN」のオープニングの伏線を考えます。
「SSSS.GRIDMAN」オープニングの伏線と考察
物語の進行に伴いカットがやや変わりますが、今回は初期のオープニングの映像で考察します。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
冒頭
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
開始から１７秒あたりまで。
グリッドマンと裕太が登場し、その後に「SSSS.GRIDMAN」のロゴ。
ちなみにタイトルの「SSSS」は、原作「電光超人グリッドマン」のアメリカ放送バージョンである「スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド(Superhuman Samurai Syber Squad)」の頭文字である説が有力です。
しかしながら、「UNION」の印象的な歌詞である「君を退屈から救いにきたんだ」というフレーズや本編の内容から考えると、
最終回でジャンクのパソコンに表示された
「Special Signature to Save a Soul（魂を救うための特別なサイン）」の「SSSS」であるほうがなんだかしっくりきますね。
裕太の持つビー玉
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
１８秒あたり。
裕太の持つ青いビー玉のカット。
おそらく裕太・内海・六花・キャリバーとラムネを飲んだときの物。
キャラデザインとして、
裕太をはじめとした味方側の瞳は青色、
アカネをはじめとした敵側は瞳が赤。
このような色分けから、
青色のビー玉はなんだか象徴的ですね。
第５話にもビー玉のシーンがあります。
「SSSS.GRIDMAN」の人物達の瞳の色について詳しくはこちら。
詳細記事：「SSSS.GRIDMAN」六花達の瞳の色の解説と考察と仮説
裕太と内海と、街の怪獣
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
１９秒～２３秒あたり。
裕太達だけに見える、街に常時たたずむ怪獣の陰。
この怪獣は原作である「電光超人グリッドマン」に登場する「ベノラ」であるという意見が多数。
ちなみにベノラは毒ガスによって相手に幻影を見せることができる怪獣です。
アレクシスいわく、「街の管理怪獣」。
人々の記憶の操作や壊れた街の修復を担っています。
バスの中の六花
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
２４秒～２６秒。
バスの座席に座り、音楽を聴く六花。
教室と廊下とアカネ
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
２７秒～２８秒あたり。
にぎやかな教室と、それに対比するような薄暗い廊下。
そこに立つアカネ。
才色兼備なクラスのアイドル的な存在のアカネ。
けれど孤独感を感じるアカネの内面を表わしているのでしょうか・・・
ピンクの定期入れ
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
２８秒ないし２９秒あたり。
こちらも伏線かと思えるアイテムの１つ。
最終話で六花がアカネにプレゼントする、二人の友情の証ですね。
ちなみに六花がアカネにプレゼントとして定期入れを選んだのは、一緒にバスに乗った際にアカネがむき出しのままカードを使っているのを知ったから。
なぜ六花がアカネにプレゼントを買おうと思ったのかは明確に説明はされていませんが、
中学時代の頃と比べると疎遠になったアカネとの関係(と六花は記憶している)を再び縮めたかったのかもしれません。
学校とアシストウェポン
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
３０秒～４０秒。
学校の風景の中に現れるアシストウェポン。
新世紀中学生
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
４０秒～４３秒あたり。
新世紀中学生のカット。
初見だと敵っぽいですよね。
アンチ
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
４３秒ないし４４秒あたり。
アンチの後ろ姿、その後に横顔。
ストール(マフラー？)をなびかせる感じが仮面ライダーやヒーローもののそれを連想させるのは気のせいでしょうか・・・
折れたビニール傘
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
４５秒ないし４６秒あたり。
折れたビニール傘。
これもなんだか意味深。
これは第１０話「崩・壊」でアンチがアカネに差し出そうとしたビニール傘ですね。
クラス写真
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
４６秒あたり。
クラス写真。
アカネがいないですね。
裕太の内海の近くにいる、けれど距離がある気弱そうな生徒の存在も若干気になる。でもこの人物は結局特に意味はなし。
最終話も終わってみると、
アカネはやはりこの世界の住人ではなかったため写真にはいなかったのかもしれません。
けれど、時期によってアカネがいる写真といない写真があって、そのへんの詳しい伏線回収は結局されないまま。
問川達の写真
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
４７秒あたり。
問川達の写真。
ガラスにひびが入るような描写。
問川達が怪獣の犠牲者になることを象徴していますね。
メガネとヘッドフォンのアカネ
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
４８秒あたり。
メガネとヘッドフォンのアカネ。
問川達の写真が割れてすぐにアカネのカットが入ります。
パトランプ
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
４９秒あたり。
危機感を示すようにパトランプのカット。
怪獣たち
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
これも４９秒あたり。
横並びの怪獣たち。
パーカーを着た謎の人物
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
５０秒あたり。
オープニングで最も伏線となりそうな謎の人物。
赤い瞳だから敵の可能性あり。
パーカーのフードをかぶっている。
ビニール傘をさしている。
こういった経緯から本当のアカネ説もちらほら。
あと、イヤホンをしているので先ほどの六花との関連性も気になります。
この人物の正体は「怪獣少女アノシラス(２代目)」。
第６話で明らかになりましたね。
裕太達の「敵」というわけではないですが、怪獣であるから赤い瞳なのでしょうか。
だとしたらアカネの赤い瞳が気になります。
グリッドマンの登場
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
５０秒～５７秒あたり。
グリッドマンの登場。
アシストウェポンと合体したり
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
５７秒～１分９秒あたり。
グリッドマンとアシストウェポン達。
アシストウェポン達だけで合体した「パワードゼノン」もすでに登場してますね。
変身後のアンチも登場。
グリッドマンの戦い
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
１分９秒～１分１４秒あたり。
ラスボス感のある戦闘。
グリッドマンが敵に向かっていく。
窓際のアカネ
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
１分１５秒～１分２０秒あたり。
窓際に退屈そうに座り外を眺めるアカネ。
そこに登場するグリッドマン。
「君を退屈から救いにきたんだ」
という言葉はアカネを救う言葉でもありそうですね。
視聴者にも大人気のカット。
裕太達のカット
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
１分２１秒あたり～
裕太達のカット。
それぞれの上半身のアップなので、
六花の青い目に混じった赤色がわかりやすいですね。
落ちるカッターナイフ
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
落ちるカッターナイフ。
このカッターナイフはアカネが怪獣を作る際に使っている物ですね。
単にカッターナイフの絵ではなく、
あえてカッターナイフが「落ちる」という表現であるところが気になります。
このカッターナイフが落ちるシーンは第１０話および第１１話でアカネが裕太を刺したカッターナイフですね。
物語終盤では、オープニングでもカッターナイフに血がついています。
手をつなぐ２人
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
手をつなぐ２人。
手をつないでいるのは誰なのでしょう。
片方の手はシュシュがついているので六花っぽいですね。
そしてもう片方は、
恋愛的な考えで裕太か、
友情的な考えでアカネあたりでしょうか。
最終話を含めて考えると、
手をつないでいるのはアカネと六花ですね。
謎の怪獣のようなカット
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
謎の怪獣のようなカット。
これは最終話でアレクシスによって怪獣にされたアカネですね。
ちなみに怪獣にされたアカネをアンチが救い出すシーンはエヴァンゲリオンっぽい演出でしたね。
微笑むアカネとジャンクのパソコン
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
そして微笑むアカネとジャンクのパソコン。
アカネがジャンクの中に映っていますね。
やはりグリッドマンの世界が仮想世界であることを示唆しているのでしょうか・・・
もしかしてアカネも現実の存在ではないのでしょうか・・・
放送開始当初から予想されていた、
「実は仮想世界、アカネは実在しない人物説」は半分正解で半分間違いでしたね。
最終話にて、目を覚ます特撮のアカネ。
アカネは実在する人間ですが、六花達の世界はアカネの作った世界で、六花達といたアカネは本当のアカネの仮想世界版だったわけです。
そういう意味で、
救われたアカネがジャンクの電源と共に消えるわけです。
「SSSS.GRIDMAN」オープニング考察のまとめ
こうやってコマごとに見ると、示唆にとんでいてやっぱりプロが作るアニメってすごいですよね。
で、やはり意味深なのは特に最後の方ですよね。
「君を退屈から救いに来たんだ」というセリフと共にアカネのところにグリッドマンが現れる。
そして登場する裕太・内海・六花。
まるで裕太達によって退屈から救われたアカネが、微笑みながらパソコンの中で消えていっている印象を受けますね。
ちなみに、オープニングの映像は物語の進行に伴い、
フルパワーグリッドマンやグリッドナイトのシーンが追加されていきます。
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