アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
アルドリッジの掘り下げがある第40話
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
オメガレックスやロングバスターキャノンの派手な戦闘が印象的ですが、
第40話は、アルドリッジの内面の描写が最も重要な要素だったかなと思います。
これまではどちらかというと名誉欲が強い印象だったアルドリッジ。
しかしその背景には
軍事力やカリスマ性のある強い帝国を望む愛国心があることがわかります。
アルドリッジを通して、
帝国にはフィオナをはじめとする「穏健派」と、
シーガル達の「強硬派」が存在していることがわかります。
そしてシーガルの行為自体はともかくとして、
少なくとも「穏健派」と「強硬派」どちらが正しくてどちらが間違っているとは一概には言えないのではと思います。
シーガル達の真帝国が曲がりなりにも一定の戦力を集めているのは、現在の帝国に対する政治不満が少なからずあることの現れだと思います。
第40話のあらすじ
「ロングバスターキャノン」の登場回である第40話。
グラビティーキャノンに続く旧シリーズのオマージュ回でもあります。
実際のシーン
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
ファングタイガーのもとへ向かうアルドリッジ。
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今の帝国は共和国におもね、
かつての栄光は見る影もない。
絶大な力を行使してこそ真の帝国。
すなわち、真帝国にふさわしい国の在り方だ。ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
自身の決意を固めるように、ファングタイガーに語りかけます。
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さらば、我が同志。
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
ファングタイガーに別れを告げるアルドリッジ。
ファングタイガーからオメガレックスに単に「乗り換える」のではなく、自身が戦死する覚悟が汲み取れますね。
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
そして荷電粒子砲は打てないものの、奮闘するアルドリッジ。
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
しかしながら敗退し、志半ばの無念の涙を流します。
おわりに
ゾイドワイルド ZERO 第40話「復活のオメガレックス」(あにてれ)より引用
自身の名誉ではなく愛国心からその身を投げ打ったアルドリッジ。
そんなアルドリッジを度々止めようとするスピーゲルのシーンもまた印象的です。
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