初代アニメである「ゾイド -ZOIDS-」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第11話「イセリナの霧の中で」
ヴィオーラの故郷であるイセリナ山が舞台となる第11話。
戦闘自体はそこまで派手ではありませんが、丁寧な構成・伏線の下で描かれる人情劇で、ゾイドにおける神回の1つだと思います。
あらすじ
共和国を目前にしてバン達は、魔物が潜むというイセリナ山を越えることとなった。ところが、霧に行く手を阻まれた上、食い気に負けてしまったバンのせいで、バン&ムンベイはフィーネ&アーバインとはぐれてしまう。途方に暮れる二人を見つけてくれたのは、ゴドスに乗った少女、ローザだった。ローザは自分の住むコロニーに2人を案内する。
ローザは外の世界を知らない少女だった。バンの話す外の世界の話にローザは興味を示す。そんな彼女の誇りは、帝国軍の兵士となって平和のために戦っているという姉だった。
隠れ里であるはずのコロニーにいるバン達をも、デザルト・アルコバレーノはめざとく発見する。なぜかイセリナ山の特異な地形を熟知しているヴィオーラのプテラスに苦戦を強いられるシールドライガー。あわややられそうになるバン。それを救ったのはやはり地形を利用したローザの機転だった。
シールドライガーを降り、真っ正直にヴィオーラに説得を試みるバン。だが、ヴイオーラがそれを聞くはずもない。そんな時、ローザは気付いてしまう。ヴィオーラが自分の自慢の姉だということに……。「第11話イセリナの霧の中で」(TOKYO MX)より引用
解説
ローザ&ゴドスの登場
ゴドスにスポットライトが当たった回である第10話。
ゾイドのデザインはその当時の恐竜に関する生物学の影響を受けていて、ゴドスなど旧来のゾイドは尻尾が地面についたゴジラのような外観。
比較的新しいものはジェノザウラーのような完全な二足歩行となっています。
怖がるジーク
空腹で幻覚を見るバンや、ゴドスの影を魔物と勘違いし怖がるジーク。
前回の民間人に主砲を打ってしまうドクターDとアーバインもそうですが、ゾイドは意外とギャグパートもしっかり作りこまれている印象です。
一方で、村の描写としてのソーラーパネルが後の戦闘の役に立つなど伏線もしっかりとした第11話。
プテラスを落とすシールドライガー
メタ的にはシーンの使いまわしですが、ハーマンのときと同様に初見ではライガーのジャンプに対応できないプテラス。
ジークがシールドライガーのスペック以上の力を引き出していることがわかります。
ローザのために嘘をついてヴィオーラを助けるバン
ヴィオーラの過去
ムンベイの名言
ヴィオーラを受け入れる長老
じゃが、ローザの連れてきた人間なら、わしらはきっと歓迎するさ
【ゾイド公式】 アニメ『ゾイド-ZOIDS-』 第11話「イセリナの霧の中で」 期間限定(タカラトミー公式ホビーチャンネル)(youtube)より引用
閉鎖的な村の風習もうかがえるヴィオーラの故郷。
そんな村の風習・規律を安易に壊さず、しかしヴィオーラを受け入れる長老もいいキャラです。
前後のあらすじ