初代アニメである「ゾイド -ZOIDS-」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
第2話「謎の美少女フィーネ」あらすじ
概要
最獣要計画「ゾイドワイルド」起動!(YouTube)より引用
あのときのおばさん、なんだかバンのお姉さんと同じ感じがしたから。
私を抱いてくれたお姉さんと同じ感じがしたから。
フィーネ(ゾイド-ZOIDS-第2話)より引用
第2話はバン・ジーク・フィーネの旅が始まるきっかけの回になります。
前回の戦闘により盗賊団「デザルト・アルコバレーノ」にジークの存在が知られます。
これによりバンおよびバンの故郷であるウインドコロニーが標的に。
ゾイドを強化するジークの力は盗賊団だけでなく軍の標的になることも考え、バンは村を危険にさらさないためあてのない旅へと出ます。
あらすじ

カプセルの中から目覚めたジークとフィーネ。
しかし記憶喪失と思われるフィーネは自分のことを覚えていないばかりかバンと会話もうまく嚙み合いません。
いずれにせよジークとフィーネを連れて村に帰ってきたバン。
盗賊団の件もあり、バンの姉であるマリアはジークとフィーネが家で暮らすことを了承します。
その後、村を案内するために再びシールドライガーと外に出るバン・フィーネ・ジーク。
バン達が不在のときに盗賊団が今度は村を襲撃します。
前回の戦闘の話からジークがオーガノイドであることを確信したロッソ。
オーガノイドを献上し軍に復帰するため、ヴィオーラ達にオーガノイドを奪ってくることを命じます。
ヴィオーラ達に対し、マリアはジークの存在を否定せず、毅然とした態度で臨みます。
しかしそれが盗賊団を刺激し、結果としてマリアは人質となります。
戻ってきたバンに事情を説明するレオンと長老。
ジークを引き渡すことがマリア解放の条件であることを伝えます。
盗賊団の取引を信用していないバン。
単身で乗り込もうとするバンを村人は止めます。
バンの父親であるダンは村を命を懸けて守った過去があり、その恩を感じている村人はバンを危険な目に遭わせないためにあえて拘束します。
ジークと共に取引の場所へ行くレオンと長老。
しかし盗賊団は約束を守らず、オーガノイドを奪ったあとはどのみち村を焼き払うことを宣言します。
そこへ村から抜け出してきたバンとフィーネがシールドライガーと共に駆け付けます。
シールドライガーの力を引き出せないバン。
しかしフィーネがジークと呼応し負傷していたジークが覚醒。
シールドライガーと合体して本来の力を発揮。
モルガ2機とレドラー1機を退けます。
こうして村の危機を救ったバン。
ジークの存在が村を危険な目に遭わせることを察したバンは、フィーネと共に旅に出る決意をします。
旅立ちにより離れ離れになることで涙を流すマリア。村人に見守られながら、バン達は旅立ち、レオンはバンがとても大きなものを救うかもしれないとつぶやきます。
解説
優しい村人

物語の流れとして、フィーネやジークを迫害してもおかしくない展開でしたが、そうはならない優しい世界であった第2話。
特に村人である「おばさん」の言動が象徴的です。
単身で乗り込もうとするバンを押さえつける村人。
村人はジークの存在を知らなかったわけなので、マリアがしらを切ればあるいは盗賊と関わらずに済んだかもしれません。
しかし(おそらくマリアも父であるダンに似たのか)正義感からジークのことを隠さず毅然とした態度を取ります。
マリアの正直すぎる言動やジークを連れて帰ってきたバンを咎めないおばさんおよび村人から、ダンがこの村にどれほど貢献したかがわかります。
そしてそのおばさんの「人の好さ」を察するフィーネの感覚も印象的です。
オーガノイドの存在
第2話にて初めて「オーガノイド」という単語が登場します。
オーガノイドは他のゾイドと合体・強化機能を持つ小型ゾイドとして登場します。
このオーガノイドの設定は旧来のゾイドバトルストーリーではなく、アニメおよび漫画のオリジナル設定と言えます。