初代アニメである「ゾイド-ZOIDS-」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第14話「めざめろジーク!」あらすじ
概要
最獣要計画「ゾイドワイルド」起動!(YouTube)より引用
お前らは話しているのか喧嘩しているのか区別つかんぞ
ドクターD(ゾイド-ZOIDS-第14話)より引用
前足を切断してなお戦うセイバータイガーが印象的な第14話。
アーバインとレイヴンの戦闘回になります。
あらすじ

セイバータイガーとの戦いで重傷を負ったジーク。
街で居合わせたドクターDの助言により、ジークを回復させるためバンはゾイマグナイトという鉱物を探しに行きます。
火山のマグマに気をつけながら、ムンベイのグスタフのワイヤーでマグマ付近まで近づくバン。
一方でアーバインはドクターDのはからいで共和国から多弾頭追尾拡散ミサイルを借用しコマンドウルフに装備。
レイヴンと再戦を行います。
セイバータイガーを攻撃を命中させたコマンドウルフ。
しかしシャドーとの合体で狂暴化したセイバータイガーは前足を自身で切断してもなお高速で戦闘。
コマンドウルフを追い詰めます。
閃光弾にて撤退するアーバイン。
バンとムンベイは無事にゾイマグナイトを持ち帰り、ジークは一命をとりとめます。
そしてシュバルツの部隊がついに動き出します。
解説
クルーガー大佐初登場
バンの父、ダン・フライハイトの親友でもあるクルーガー大佐。
引退していた経緯もありゾイド乗りとしての見せ場はないですが、作戦と読みの巧みさから実力者である様子が初登場時から明らかです。
自爆により帝国軍のゾイドを爆破するだけでなく、その瓦礫によって後続の帝国軍の足止めも想定した作戦は見事。
ゾイドは兵器か?
アーバイン「だったら、いっそのこと、あのままジークを死なせてやったらどうだ」
バン「なんだと!?」
アーバイン「ゾイドは兵器なんだよ。戦争やるために存在しているんだ!」
バン「違う!」
アーバイン「違わねえ。一人前のゾイド乗りになるってことは、一人前の兵士になるってことだ。お前はそれが嫌だと言った。だったらジークは必要ねぇはずだ!」
バン「ジークは俺の相棒なんだ!」
アーバイン「その大事な相棒があんなになっちまったのは、お前の腕が未熟だったからじゃねぇか。戦争や軍隊が悪いんじゃねぇ。ましてや、フィーネは絶対に悪くねぇ。お前自身が悪いんだ!」
ゾイド-ZOIDS-第14話より引用
「ゾイドは兵器か?」という作品としても解釈が難しいテーマに触れるバンとアーバイン。
冷静になれていないバンに対してアーバインの手厳しい一言ですが、バンやフィーネのことを思ってのことであるのは明らかですね。
ドクターD再登場
共和国の要塞に多弾頭追尾拡散ミサイルがある。
素早い動きをする相手には有効な兵器だ。
実験に使うと言ってわしの名前を出せ。
奴らも喜んで貸してくれるだろう。
(中略)
わしは男のロマンがわかる奴は嫌いじゃない。ドクターD(ゾイド-ZOIDS-第14話)より引用
初登場時はバンとアーバインがドクターDのロマンに貢献。
そして今回はバンとアーバインの思いに力を貸すドクターD。
初登場である第10話はやや退屈な回でしたが、そのぶん今回の演出が活きます。
ちなみにアーバインを呼び止める際にドクターDはアーバインのことを「未熟者」と呼んでいて、その言葉はそのままアーバインがバンに言っていた言葉になります。
このあたりの演出も細かくて好きです。
レイヴンVSアーバイン