初代アニメである「ゾイド -ZOIDS-」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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レイヴンVSアーバイン
第14話は全話通しても貴重なレイヴンとアーバインの一騎打ちになります。
バンとレイヴンの戦闘に介入し一撃でやられることが多かったアーバイン。
そのため視聴者的にはどうしても「口ほどにもない感」が否めません。
今回も敗退はするのですが、
事前にスプレッドミサイルを装備する際、クルーガー大佐がアーバインを評価したことでアーバインの株が上がる回でもあります。
解説
レイヴンVSアーバイン
重装備になり動きが鈍くなったコマンドウルフですが、アーバインに技量により多弾頭追尾拡散ミサイルを見事命中させます。
空中で拡散し降り注ぐ槍。
レイヴンのセイバータイガーは右前足を貫かれ身動きがとれなくなります。
しかしセイバータイガーはシャドーと合体。
前足を自らもぎ取り自由に動く狂気的な戦法をとります。
脚を欠損しても異常なスピードを出すセイバータイガー。
重装備で機動力が落ちたコマンドウルフは対応できず倒されます。
閃光弾で退却することで大破は免れたコマンドウルフですが、実質敗退となります。
コマンドウルフ スプレッドミサイル装備仕様
多弾頭追尾拡散ミサイルこと、「スプレッドミサイル」は、本来は地面に設置するような重量のある装備です。
このため機動力が長所の1つであるコマンドウルフには適した装備とは言えず、クルーガー大佐も自軍のコマンドウルフへの装備は却下します。
それでもドクターDおよびクルーガー大佐がアーバインのコマンドウルフに装備することを肯定したのは、アーバインの技量からです。
高速ゾイドであるセイバータイガーを備え付けたスプレッドミサイルで攻撃することは難しく、やはりゾイドに装備しギリギリまでセイバータイガーに近づく必要があったのでしょう。
そのためには機動力の落ちたコマンドウルフでも高速のセイバータイガーに瞬殺さず、なおかつ遠すぎても近すぎても使えないスプレッドミサイルを命中させる技量が必要です。
このように第14話はアーバインのゾイド乗りとしての腕前が地味に描かれている回でもあります。
シャドーのオーガノイドとしてのスペック
今回前足を自ら切り離すという狂気的な戦いを見せたセイバータイガー。
シャドーがまるで強力なドーピングの役割をしているような演出です。
ネタバレになりますが物語が進むにつれオーガノイドはゾイドを再生・回復させる描写が目立ち、その中でシャドーの力は異質と言うか特徴的です。
設定が異なる漫画ではシャドーと合体したゾイドは命を落とす設定があります。
アニメでこの設定は採用されていませんが、少なくともシャドーとの合体はどこか麻薬のような性質がうかがえます。
本編