今日は風邪に効くハーブティーについてです。
1. 風邪のときのハーブティーの選び方
2. エキナセナ
3. ローズヒップ
4. カモミール(ジャーマン種)
5. コモンマロウ
6. ジンジャー
7. シナモン
8. まとめ
9. その他の記事
10. 参考文献
風邪のときのハーブティーの選び方
風邪の場合は病院に行って医師に薬を処方してもらうのがまずは1番でしょう。
ただ、「病院に行くほどでもないなあ」という風邪をひくこともあるかもしれません。
そんなときはハーブティーが役に立つのでは。
基本的には抗菌作用や炎症を抑える効果や発汗作用のあるハーブを使うことになります。
エキナセナ
咳やのどの痛みに効果があると言われるハーブ。
ドイツを中心とした研究により、抗ウイルス作用が確認されました。
風邪、インフルエンザ、ヘルペス、カンジタ症など感染症の予防にも効果的です。
飲みやすいですが基本は草の香り。
お湯500mlあたり小さじ1杯程度。
キク科アレルギーの人はご注意。
また、8週間以上続けての飲用は控えましょう。
ローズヒップ
風邪などにより炎症が起こると体はビタミンCを消費します。
ローズヒップはレモンの20~40倍のビタミンCを含みます。
体にビタミンCを補給してあげましょう。
味はほんのりと甘みがあります。比較的飲みやすいのでは。
お湯500mlあたり小さじ2杯を目安に。
過剰に飲みすぎると人によっては下痢を起こすので注意。
カモミール(ジャーマン種)
カモミールはいくつか種類はあり、そのうち飲用としてハーブティーでよく使われるのはジャーマン種。
ジャーマンカモミールは胃腸の働きを整える効果があるハーブです。
また、カモミールは安眠を促します。
味はやさしい甘みで飲みやすい。
お湯500mlあたり小さじ1杯を目安に。
キク科アレルギーの人が注意を。
コモンマロウ
咳や気管支炎をやわらげる効果、消化器官の炎症を緩和する効果があります。
お湯を注ぐと鮮やかなブルー、冷めるとグレー、レモン汁を加えるとピンク、水出しして凍らせると青紫と色の変化を楽しめるハーブでもあります。
ちなみにお湯は熱湯よりぬるいくらいの方が鮮やかな色が出ます。
色を楽しめるハーブである一方で、味はこれといって特徴がない。
お湯500mlあたり花を約8個を目安に。
ジンジャー
ショウガですね。肉や魚の臭み取りにも使われますね。
生のショウガは風邪症状や吐き気の緩和、胃腸を整えてくれます。
乾燥したショウガは腰痛や胃痛に効果的。
体を温めてくれる効果があるので、悪寒の症状の緩和に。
お湯500mlあたり小さじ1杯を目安に。
胆石のある人は医師に相談の上、使用しましょう。
シナモン
コショウ・クローブに並ぶ世界三大スパイスとも言われています。
消化促進、血行促進、抗菌、発汗を促します。
また、気持ちを落ち着かせてくれる側面もあり精神的に疲れた時も◎
お湯500mlあたりスティック1/3本を目安に。
多量の飲用は控えましょう。
シナモンアレルギーの方はご注意を。
妊娠中の方は控えましょう。
まとめ
上記のようなハーブを1種類で飲んでもいいですし、好みの組み合わせで飲んでもいいでしょう。
味が好みじゃない場合は、飲みやすい味のハーブと組み合わせるといいでしょう。
カモミール、レモングラス、ミント、ハイビスカス、ローズヒップなどが他のハーブとも相性が良く飲みやすくするためのハーブとしてよく使われます。これらを活用してもいいでしょう。
その他の記事
参考文献
榊田千佳子・渡辺肇子『いちばんわかりやすい ハーブティー大辞典』ナツメ社、2011年