「幸せがずっと続く12の行動習慣」の要約とレビュー

心理学者ソニア・リュボミアスキー氏の「幸せがずっと続く12の行動習慣」を読みました。

学んだことや役に立ちそうなことをまとめます。

抜粋ではなくあくまで学んだことを個人的にまとめたノート感覚なので、原文をしっかり読みたい方は本を買うことをおすすめします。



「幸せがずっと続く12の行動習慣」とは?

本書はポジティブ心理学に関する本です。

ソニア・リュボミアスキー氏いわく、
ポジティブ心理学とは、「人生を生きる価値のあるものにしているのは何か?」を研究する学問です。

さらにリュボミアスキー氏は、幸福とは喜びや満足をもたらす経験充実した生きがい価値のある人生だと感じることを合わせた状態としています。

たとえばお金がたくさんあれば今よりも幸せになれるような気がします。

けれど実際は、お金で得られるのは「長期間の大きな幸せ」ではなく「短期間の小さな幸せ」でしかありません。

私達は往々にして、幸せに大きく影響するだろうと考えていることが実際のところは小さな影響しか与えてくれないことがあります。

自分がどんなことによって幸せを感じるかということを考え自覚することはとても大切なことです。

リュボミアスキー氏は個人が幸せになるために必要な12の行動を提唱していて、

その12個とは
1.感謝の気持ちを表す
2.楽観的になる
3.他人と比較しない
4.親切にする
5.人間関係を育てる
6.ストレスや悩みへの対抗策を練る
7.人を許す
8.熱中できる活動を増やす
9.人生の喜びを深く味わう
10.目標達成に全力を尽くす
11.内面的なものを大切にする
12.身体を大切にする

です。

その他、本書から学んだ要点をピックアップします。


「幸せがずっと続く12の行動習慣」の要点

以下、本書の要点をピックアップ。

幸福と遺伝

人の幸福を左右するのは、
「遺伝による感じ方」が50%
「自分の行動」が40%
「環境」が10%

と言われています。

詳しい要約:「幸せ」に影響する3つの要因

幸福とフロー

「今この瞬間」にとてつもなく集中できている状態を心理学用語で「フロー」と言います。

幸せの鍵は、この「フロー状態」をいかに増やし体験できるかにあります。

詳しい要約:フロー状態とは?~フロー状態の作り方~

幸福と孤独

人にとって孤独を感じることはある意味本能です。
しかし、極端に孤独を感じることは自身のパフォーマンスにマイナスの影響を与えます。

詳しい要約:人はなぜ、孤独を感じるのか? 孤独から抜け出すには?

幸福と容姿

心理学者のエド・ディーナー氏らの調査によると、
「自分が自分の人生を幸せと感じることができるか否か」と「他人から容姿端麗に見られるか否か」は無関係だそうです。

詳しい要約:容姿端麗でいい家に住んでても科学的には幸せとは限らない

幸福と数値化

基本的に、自分が幸せだと思えればそれが一番です。

けれどそれがよくわからないなら、
問診に答えて自分の幸福度を点数化するのも1つの手です。

詳しい要約:幸福度スケール ~自分はとても幸せな人間だと思う?~

幸福とストレス

ストレスに対処するための行動のことをコーピングと言います。

幸せな人はストレスがないのではなく、ストレスへの対処の仕方が上手いのです。

詳しい要約:ストレスに対応するための手順~コーピング方法~


レビュー(解説や感想)

「より良い人生を歩むには?」というテーマは誰にでも関係がある、関心のあるテーマです。

そういう意味では、人の幸福について研究するという学問は誰しもが関わる分野でしょう。

「幸せがずっと続く12の行動習慣」は研究に裏付けられた意見が述べられていて、個人の感想や好みでない考察を知ることができるおもしろい1冊です。

文体は優しく、専門用語や難解な表現も少ないので、心理学初心者でも読みやすいです。

「幸せがずっと続く12の行動習慣」は人生で長く使える知識を与えてくれる、必読の1冊だと思います。


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参考資料

ソニア・リュボミアスキー『幸せがずっと続く12の行動習慣』日本実業出版社、2012年