アニメ「SSSS.GRIDMAN」の解説です。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
グリッドマンとエヴァンゲリオン
アニメ「SSSS.GRIDMAN」は様々な特撮ヒーローもの・ロボットアニメのオマージュ・パロディが見られます。
そういった小ネタを楽しむのも「SSSS.GRIDMAN」の魅力です。
先述の通り、「SSSS.GRIDMAN」の演出には数多くの作品が元ネタになっていますが、
特に物語後半はエヴァンゲリオンの演出が色濃く出されています。
今日は「SSSS.GRIDMAN」とエヴァンゲリオンを比較＆検証。
「SSSS.GRIDMAN」のエヴァのオマージュの解説
公衆電話
「SSSS.GRIDMAN 第５話」（Abema TV）より引用
まずはネットで最も取りざたされているところ。
エヴァでジンジが電話をするシーンのオマージュ。
ちなみに口元が電話帳で隠れているのは、セリフを話す口の動きを描かなくてすむアニメの節約術。
アカネが見せた夢の中
「SSSS.GRIDMAN 第９話」（Abema TV）より引用
第９話「夢・想」の演出。
具体的な作画というよりは、全体の雰囲気がエヴァのそれ。
怪獣を引き裂く
「SSSS.GRIDMAN 第９話」（Abema TV）より引用
同じく第９話「夢・想」。
ビームなどで怪獣を倒すことが多いグリッドマンですが、今回は怪獣を引き裂くようにして倒します。
パンチやキックでもなく、この怪獣を生々しく引き裂くのがエヴァの演出を彷彿とさせます。
流れる合唱曲
「SSSS.GRIDMAN 第１０話」（Abema TV）より引用
今風の音楽ではなく、合唱曲など古風(？)な音楽をＢＧＭに取り入れるのもなんとなくエヴァを思い出させます。
キモい動き
「SSSS.GRIDMAN 第１０話」（Abema TV）より引用
今までの怪獣と異なり、生物的というか、キモい動きをする怪獣ナナシＢ。
生き物らしく飛んだり跳ねたり、素手で戦う様子はエヴァの戦闘シーンを感じます。
光った後にビーム
「SSSS.GRIDMAN 第１０話」（Abema TV）より引用
中央の目のような核のような玉が一旦光り、そのあと強烈なビーム。
この演出はエヴァの使徒っぽいです。
武装をはぎ取る
「SSSS.GRIDMAN 第１０話」（Abema TV）より引用
グリッドマンのアシストウェポンを素手ではがすナナシＢ。
相手の武装をはぎ取る生々しさもエヴァの戦闘シーンに通ずるものがあります。
壁走り
「SSSS.GRIDMAN 第１０話」（Abema TV）より引用
最もわかりやすいエヴァのオマージュシーンではないでしょうか。
ビルを使って壁面を走り加速する。
壁走りをするグリッドナイト。
エヴァンゲリオンでも初号機が壁面を走り加速していきます。
アカネを助け出すアンチ
「SSSS.GRIDMAN 第１２話」（Abema TV）より引用
最終話。怪獣に取り込まれたアカネを助けるアンチ。
このあたりもシンジと綾波レイを彷彿とさせます。
心の声と説得
「SSSS.GRIDMAN 第１２話」（Abema TV）より引用
みんなの心の声。
戦闘ではなく物を考えることによって場面が進行していくのもエヴァの終盤を思い出させます。
まとめ
他にもアレクシスの槍がロンギヌスの槍に見えたり、
最終回でアカネが反省する際のセリフとか、
探せばいろいろあるでしょうが、とりあえず主なものを。
「電光超人グリッドマン」が原作である点や、今風の作画と魅力的な女性キャラで知名度が高い「SSSS.GRIDMAN」ですが、こういった丁寧な演出も楽しく、噛めば噛むほど味がある作品ですよね。
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