プライドの最期とその後|鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第64話「旅路の涯」

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。

一部ネタバレも含みますのでご了承ください。




プライドの最期とその後

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」(Abema TV)より引用

 エドに倒されたプライドは本体である胎児のような核となり、ブラッドレイ夫人によって育てられます。
 その後に無垢な子供として成長したプライドは、グラマン達の監視下にはあるもののブラッドレイ夫人の愛情を受けながら育てられます。

 お父様こと「フラスコの中の小人ホムンクルス」は、心のどこかで人間に惹かれたり家族や仲間を求めている様子がうかがえました。
 それらは切り離された存在であるエンヴィーやグリード、プライドなどからもうかがえます。

 またそういった欲求がありながらも消滅していったホムンクルスに対し、ホーエンハイムは悲しみというか悔いのようなものを感じている様子もありました。

 メタ的にはこういった描写の結末として、ホムンクルスが人間を理解し家族や仲間を作ることの可能性として、プライドはホムンクルスで唯一生き残ることとなります。



シーンの解説

エドに敗北するプライド

プライド「つまらないことを聞きますね。
生み親に従うのは、当たり前じゃないですか」

エド「つまんねぇのはそっちだ。
当たり前だって?
自分の頭で考えようとしない思考停止野郎が!

(中略)
わっかんねぇ。
なんでお前があいつの言いなりになってんのか。
お前がそんなボロボロになっても、気にも留めないんだぞ」

プライド「だからどうしたというのです?
君達人間の常識を、私達ホムンクルスに、当てはめないでください!」

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode61」(Abema TV)より引用

 キンブリーの行動もあり、エドに倒されたプライド。


「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode61」(Abema TV)より引用

 胎児のようになったプライドはなんとも弱々しく、また母性を求める心が露となっています。


成長したプライド

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」(Abema TV)より引用

 額の突起が暗に人間でないことを表しているような、成長したプライド。
 最終決戦から2年ほどの時間しか経っていないにも関わらず、明らかに幼児ないし児童まで育っている様子からも通常の人間でないことがわかります。

 以前のプライドの記憶は消えており、純粋な子供としての言動が見られます。

 ただ、アニメ1期を見た人からすると性格が変貌したラース(エドの手足を持ったホムンクルス)が印象的過ぎて、プライドがこのままおとなしいか不安で仕方ありません。


グラマンと夫人の会話

グラマン「あの子に異変が起きたときは、わかっておりますな?」

ブラッドレイ夫人「私が起こさせませんわ」

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」(Abema TV)より引用

 作中一貫して強い芯のある女性であったブラッドレイ夫人。
 トリシャと通ずるものがあります。


 ホムンクルスと人間。
 はたして真に心を通わせることができるのか。
 新たな可能性というやつは、いくつになってもわくわくするねぇ。

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」(Abema TV)より引用

 ホムンクルスであるプライドに慎重に目を向けつつも、一定の理解は示しているグラマン。



本編

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参考資料

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索

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