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「宝多六花(たからだりっか)」とは？
「SSSS.GRIDMAN 第２話」（Abema TV）より引用
アニメ「SSSS.GRIDMAN」におけるヒロインの一人、「宝多六花(たからだりっか)」。
「宝多六花」はツツジ台の街や怪獣を作りだしていた張本人「新条アカネ」が友達として作った特別な存在のレプリコンポイドでした。
「レプリコンポイド」とはコンピューターワールドにおける存在のことです。
六花はアカネの友達として、アカネの怪獣から作られたことが作中で明らかになります。
怪獣から生まれたアカネにとって特別な存在であるためか、
他の登場人物と異なり青い目の中に赤色が混じった瞳となっています。
「宝多六花」の解説
各話での活躍
第１話「覚・醒」
「SSSS.GRIDMAN 第１話」（Abema TV）より引用
裕太との意味深なやりとりから物語は始まります。
第２話「修・復」
「10.6(土)~スタート！新番組『SSSS.GRIDMAN』放送直前PV！」Tsuburaya Prod. Official Channel（YouTube）より引用
第１話にて怪獣が現れ、犠牲者が出ながらも人々から記憶が消えていることを知る六花。
友達を失ったり記憶が消えることを不安に感じる六花。
一方で、だからといって裕太を危険な戦いをしてもらうべきなのか、その葛藤で悩みます。
第３話「敗・北」
「SSSS.GRIDMAN 第３話」（Abema TV）より引用
内海とちょくとく意見が衝突する六花。
アンチにグリッドマンが敗れ、裕太が帰ってこないことをきっかけにはじめて内海と喧嘩する第３話。
第４話「疑・心」
「SSSS.GRIDMAN 第４話」（Abema TV）より引用
中学の頃より疎遠になったアカネとの関係を寂しく思う六花。
そんな矢先、気が進まない合コンとは言え、アカネと一緒に休日の予定を組めたことに喜ぶ六花。
第５話「挑・発」
「SSSS.GRIDMAN 第５話」（Abema TV）より引用
校外学習の回。
「SSSS.GRIDMAN 第５話」（Abema TV）より引用
グリッドマンのことを探るアカネの思惑も重なり、アカネと接する機会が増えた六花。
「SSSS.GRIDMAN 第５話」（Abema TV）より引用
内海と比べるとグリッドマンの戦いに関して距離がある六花ですが、第５話では比較的グリッドマン同盟に参加している様子が見られます。
第６話「接・触」
「SSSS.GRIDMAN 第６話」（Abema TV）より引用
アカネに定期入れを買う六花。
こうして各話を通して見ると、１話ずつにアカネに対する思いが募っていますね。
第７話「策・略」
「SSSS.GRIDMAN 第７話」（Abema TV）より引用
そんな中、この街が作られた世界であることを目の当たりにします。
第８話「対・立」
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
そして自分自身もアカネに作られた存在であることを聞かされます。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
友達でありながら、アカネを説得するどころか自分が作られた存在であることをアカネの口から聞かされた六花。
第８話は六花にとってなかなか精神的ダメージが大きい回ですね。
第９話「夢・想」
「SSSS.GRIDMAN 第９話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第９話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第９話」（Abema TV）より引用
夢オチ回。
アカネと友達という理想の関係性ではありますが、六花自身が夢に気づきます。
第１０話「崩・壊」
「SSSS.GRIDMAN 第１０話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第１０話」（Abema TV）より引用
そしてついに、アカネが裕太を刺す場面まで目の当たりにしてしまいます。
第１１話「決・戦」
「SSSS.GRIDMAN 第１１話」（Abema TV）より引用
自暴自棄になったアカネと言葉を交わす六花。
第１２話(最終話)「覚醒」
「SSSS.GRIDMAN 第１２話」（Abema TV）より引用
それでもなおアカネ裏切らない六花。
「SSSS.GRIDMAN 第１２話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第１２話」（Abema TV）より引用
最終的に、アカネのためを思い、別れを告げます。
おわりに
「SSSS.GRIDMAN 第１２話」（Abema TV）より引用
以上のようにグリッドマンの直接の戦闘というよりは、
アカネや裕太の内面に関わることが多かった六花。
六花がアカネを思う気持ちは、アカネがそうなるように設定したから。
こう知ったあとに自分がアカネに対してどんな気持ちを持つべきかは非常に難しいところです。
アカネを好きな気持ちは作られたもの。
けれどこの気持ちに嘘もつけない。
最終的に、六花は自分が作られた存在であることを受容しながらも、自分の意思を持ってアカネを受け入れます。
このように、
自分の意思は大きな流れの中で左右されているものにすぎないと自覚して、それでも自分の意思として手ごたえを感じながら生きることは、仏教だったり哲学的な思想に通ずるものがあります。
そういった背景を考えると、
六花の「結局アカネを裏切らない」というのはシンプルな結末ですが、示唆のある展開でもあるなあと思います。
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