「涼宮ハルヒの憂鬱」の伏線
「涼宮ハルヒの憂鬱」はSF要素があり各話の伏線を見つけながらみると楽しい作品です。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の物語は映画である「涼宮ハルヒの消失」に続いていきます。
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で散りばめられた伏線が映画である「涼宮ハルヒの消失」で回収されるという構成を主にとっています。
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」におけるトリックとしての伏線は第8話「笹の葉ラプソディ」を中心として各話に含まれています。
また、全体を通して登場人物、特にキョンと長門の心情の変化に着目しながら見るとクライマックスをより楽しめます。
「涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ)」とは?
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」はライトノベルが原作の作品です。
原作は「涼宮ハルヒの憂鬱」「涼宮ハルヒの消失」などなど「涼宮ハルヒの○○」といったかたちでシリーズ化されており、現在もまだ物語は完結していません。
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」は原作のシリーズの1つである「涼宮ハルヒの憂鬱」をメインに他の涼宮ハルヒのシリーズを加えた内容です。
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」は原作にほぼ沿った内容であり、まさに原作をアニメ化した作品と言えます。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の伏線一覧
以下、「涼宮ハルヒの憂鬱」の主な伏線を扱っていきます。
より詳細な伏線は各話の解説をご参照。
ちなみに、話数は原作に忠実な時系列である2期を基準にしています。
第1話「涼宮ハルヒの憂鬱 I」
高校に入学して会話をするキョンとハルヒ。
ハルヒが「どこかで会ったことある?」と気にした点は第8話「笹の葉ラプソディ」のタイムトラベルが関わります。
第2話「涼宮ハルヒの憂鬱 II」
第2話中盤まではただの学園ものアニメの雰囲気が強いですが、
みくるの「この時間平面で・・・」といったように意味深な発言がすでにちょこちょこ見られます。
第2話「涼宮ハルヒの憂鬱 II」解説~みくるの意味深発言と長門の打ち明け話~
第3話「涼宮ハルヒの憂鬱 III」
宇宙人探しのチーム分けで、キョンと一緒になれず不機嫌になるハルヒ。
ハルヒのキョンに対する特別な思いは、第6話「涼宮ハルヒの憂鬱 VI」などに影響してきます。
第3話「涼宮ハルヒの憂鬱 III」解説~長門・みくる・古泉の言ってることがよくわからない~
第4話「涼宮ハルヒの憂鬱 IV」
朝倉涼子のナイフによる襲撃は後の映画にも関係する重要シーン。
「大人版朝比奈さん(未来の朝比奈みくる)」から、胸にほくろがあることを教えられることもその後の話や映画につながる要素。
第5話「涼宮ハルヒの憂鬱 V」
ハルヒが非日常を求める理由が語られるので、そういう意味では重要回。
第6話「涼宮ハルヒの憂鬱 VI」
キョンがハルヒにポニーテール好きを言う。
映画でもハルヒがポニーテールにするシーンもあります。
第7話「涼宮ハルヒの退屈」
鶴屋さん初登場回。
第8話「笹の葉ラプソディ」
最も伏線が多い回。
映画を見る上で一番重要かと。
第9話「ミステリックサイン」
喜緑江美里は原作では「普通の人間ではない」人物の一人。
アニメでは尺の関係で特に触れられていませんが。
第10話「孤島症候群(前編)」~第11話「孤島症候群(後編)」
割とストーリーとしては独立していて、映画などに続く伏線はあまりないかなあ。
第12話「エンドレスエイト I」~第19話「エンドレスエイト VIII」
気が遠くなるほど夏休みを繰り返し、それを全て覚えているという長門の負担が、映画での長門のエラーを考える上で重要な背景になります。
第20話「涼宮ハルヒの溜息 I」~第26話「ライブアライブ」
文化祭の話。
長門がみくるにナノマシンを注入する。
しゃべる猫、しゃみせんが登場。
このあたりは映画でも触れられます。
また、自分から行動を起こすキョンの心情は映画にも関わります。
第20話~第26話は、トリック的な伏線と言うより、キョンの心に着目しておくと映画が楽しめるかなと。
第27話「射手座の日」
こちらもトリックと言うよりは、登場人物の心情に着目する回かと。
長門が自分の意思でパソコン操作を楽しんだりコンピューター研究会を兼任したり、
長門の感情の変化が映画での長門のエラーにつながっていきます。
第28話「サムデイ イン ザ レイン」(最終話)
部室でうたた寝したキョンにカーディガンがかけられます。
自発的に親切な行動をとった長門。
以前では考えにくい行動ですね。
長門の心的な変化が見てとれます。
ハルヒ 第28話「サムデイ イン ザ レイン」あらすじと解説