今日は肩こりに効くハーブティーについてです。
肩こりに効くハーブティーの選び方
肩こりには様々な原因が考えられますが、緊張による体のこわばりやストレスとを取り除くことは大事になってくるでしょう。
肩こりを緩和する目的でハーブティーを飲む場合、体の緊張の緩和や鎮痛作用、および血液循環を促すようなハーブを選んでいきます。
ハイビスカス
クエン酸を豊富に含んでいるためスポーツ場面でも活躍するハーブ。
ハイビスカスには代謝促進、消化機能促進、眼精疲労の回復、利尿や緩下作用があります。
味は酸味がありますが飲みやすい酸っぱさです。
お湯500mlあたり小さじ1を目安に。
細かく砕かれている場合なら小さじ2でも。
ローズマリー
抗酸化作用を持つことから若さを保つハーブとして古くから知られています。
和名は「万年郎」。「永遠の生年」という意味です。
ローズマリーには抗酸化作用、消化や血行の促進効果があります。
味はすっきりとしていて、微かな苦味があります。
お湯500mlあたり小さじ1を目安に。
妊娠中や高血圧の人は長期にわたる常用や多量の飲用は避けましょう。
クズ
秋の七草であるクズ。干した根っこの粉末が漢方では「葛根」と呼ばれます。「葛根湯」と言えば馴染みがある人も多いのでは?
クズは解熱・鎮痛・発汗や血行促進作用があります。
風邪薬である「葛根湯」を利用したことがある人は、薬のイメージがありますねよ。
ハーブティーとしては砂糖を加えると意外と飲みやすいです。
お湯500mlあたり小さじ1。クズはとろみがあるのでよく溶かしましょう。必要があれば弱火にかけても◎
ラベンダー
紫色の花を咲かせるラベンダー。名前を知っている人は多いでしょう。
古代ギリシャでは怒りを鎮めるハーブとして認知されていました。
ラベンダーは鎮静・抗菌作用を持つハーブです。
華やかな香りとほのかな甘みで飲みやすいハーブですが、人によっては風味が薬のように感じるかもしれません。
お湯500mlあたり小さじ1を目安に。
おわりに
上記のようなハーブを1種類で飲んでもいいですし、好みの組み合わせで飲んでもいいでしょう。
味が好みじゃない場合は、飲みやすい味のハーブと組み合わせるといいでしょう。
カモミール、レモングラス、ミント、ハイビスカス、ローズヒップなどが他のハーブとも相性が良く飲みやすくするためのハーブとしてよく使われます。これらを活用してもいいでしょう。
体調改善を目的としてハーブティーを飲む場合は、1度に飲むのではなく1日を通してちょこちょこ飲んだ方が効果的です。
朝やお昼にハーブティーを淹れて、マイボトルなどで持ち運ぶといいかもしれませんね。
その他の記事
参考文献
榊田千佳子・渡辺肇子『いちばんわかりやすい ハーブティー大辞典』ナツメ社、2011年