断捨離やミニマリストといった考え方の影響で、「良い物を長く使う」という考えが広まっているように思います。
「良い物」を買うことは割と簡単です。
お金を出せばいいからです。
物を買うって、楽しいですから。
重要なのは、買った物を飽きずに「長く使えるかどうか」です。
今日は「良い物を長く使う」ために必要なことを考えます。
愛着を持つ
物を長く使う上で、愛着を持つということは大切です。
機能がいい
値段が安い
新品だから
そういった、
数字や価格で表わされる価値でしか魅力を感じない物は、いつか飽きてしまいます。
大切な人と選んで買った。
三日三晩、一生懸命調べて買った。
何十年もこのブランド(メーカー)が好き
そういった自分だけの価値の感じ方を持てるか否か。
これは不思議なことに人との関係にも言えることです。
年収とか学歴とか、そいうったステータスでしか人を見れない人って人間関係が長続きしないものです。
自分の生活に根付いている物を買う
例えば、長く使える良いアイロンを買いたいとします。
普段から毎日のようにアイロンをかけている人は、それが習慣になっています。
そういう人は良いアイロンを買えば、長く使えるでしょう。
けれど、アイロンがけをほとんどしたことない人が急にアイロンを買っても使うか使わないかわからない。
もちろん、アイロンを買ったことがきっかけでアイロンがけの習慣がつく可能性もないわけではない。
けれどその確率は低いと考えた方がいいでしょう。
人は習慣の生き物で、これまでなかった習慣を作るのは簡単なことではありません。
習慣が確立していて、確実に使う物を厳選する。
今まで使う習慣がなかった物をこだわって買っても、たんすの肥やしになるかもしれません。
よく調べてから買う
物を買うときに、よく調べてから買うことも、物を長く使う上では大切です。
衝動買いでは、「やっぱり○○がよかった」となってしまうことが多いから。
ネットやスマホが普及して、物事を調べやすくなった昨今ですが、買う前に物事を調べない人って案外多いです。
価格は適正か?
どのメーカーがよいか?
時期によって安くなる時期がないか?
本当に使うのか?
いろいろな側面から購入の必要性を検証します。
メンテナンスをする
物を買ったら買いっぱなしではなく、メンテナンスの仕方を知ることが重要です。
洗い方や手入れの仕方。
収納する場所や運び方。
メンテナンスの仕方を知り、正しく使う。
家電なら保証書や説明書の保管もきちんとしましょう。
物が増えるということは、愛情を注ぐ物が増えるということです。