私達は働きすぎかもしれない。幸せが犠牲になっている。

働くこととか、幸せとか、それらの時間とかについて。



お金をかけなくても、幸せな時間は過ごせる

朝から晩まで仕事をして、できるだけお金を稼いで貯金をする。

そのためには家賃は高いけれど会社に近いところ住んで、場合によっては車も買って。
スーツを買って、子供を保育園に預けて。
残業で忙しいときはささっと外食をして。

たくさんお金を稼ごうとするあまり、時間とお金をたくさん使うことがあります。

でも、外国によっては午前中だけ働いて午後、あるいは夕方はゆっくりという国も珍しくありません。
割とヨーロッパなどは夕食だけでなく昼食も家族で食べたりします。

人は生きていく上である程度のお金は必要です。

けれど、大切な人と話す時間を作るとか、家で料理を作ってそれをゆっくり食べるとか、のんびり寝るとか。
幸せを感じる時間って、意外とお金をかけなくても手に入ったりします。

また、「自由な時間がもっとあったらなあ」と思っている人は多いのでは。

だったら、お金をあまり使わない幸せな時間を過ごして、
そのぶん働く時間を短くして自由な時間を増やすというのも人生の選択肢のひとつだと思います。



午前中だけ働く

例えば南ヨーロッパの地域では、1日の労働時間が3時間程度のところも少なくないそうです。

朝出勤して、昼過ぎまで働く。
そのあと家に帰ってゆっくり昼食。
昼寝をしたり休憩をして、
4時から午後の仕事開始。
5時には退社。
あとは家で家族と過ごすもよし。友人とのんびりお酒を飲むもよし。

それに対して日本では、1日8時間以上働いています。
サービス残業も多くて、過労死なんてこともけっこうありますね。
過労死とまではいかなくても、
家族や友人、大切な人との時間。
やってみたいことをやったり自分の好きなように過ごす時間。
これらを仕事の犠牲にしている人も多いのではないでしょうか。

日本は先進国で、経済的にも技術的にも発展した国に入ります。
けれど、私達は先進国でない国の人々に比べて幸せなのでしょうか?


生きるために費やす時間

1日8時間以上働くことが当たり前の日本に住んでいると、
生きていく上での大部分の時間を仕事に費やすことは当たり前のように感じます。

もっと昔、原始人が狩りをしていた頃。
きっと狩りをしていた時代は食べる物を1日かけて探していた。
それが今の時代では、「狩り」が「仕事」になった。
そう思う人もいるかもしれません。

地球では、現在もなお狩りや木の実を取るといった採集により生活をしている民族がいます。

採集をしている民族の実質の活動時間は3時間前後なのだそうです。

人間は社会的な動物と言ったりしますね。
人間に比較的似た社会構造で群れを成す猿の仲間にボノボという生き物がいます。

ボノボの生きるための時間、つまり食料を手に入れそれを食べる時間は1日あたり2~3時間程度なのだそうです。
どうやら人間に限らず他の生き物も、生きるために費やす時間は大して変わらないようです。

意外と、生き物が生きるために費やす時間というのは1日の中で短い。
残りの大部分は昼寝をしたり遊んだりしているようです。



まとめ

自然は厳しいです。
その自然の中で生きていくためには、食べ物を確保していかなければなりません。

けれど意外と、生き物は生きるために費やす時間はそれほど多くない。
採集や狩りといった、原始的な生き方であっても3時間ほどです。

日本人は、1日3時間以上働いている人がほとんどです。

私達は多く働いています。
だから、そうでない人達よりたくさんの得ているものがある。
そしてその得たものによりたくさん幸せになっている。

そう言いきれるかというと、いささか微妙な気がします。

夜中まで働いて家族と話す時間もない。
仕事が忙しくて、休日は寝てばっかり。
やりたいことは「時間ができたら」
口癖は「今は忙しい」

私達は、目の前の便利さや文明にとらわれ過ぎて、純粋に「幸せ」を感じることに時間を割けていないのかもしれません。


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参考資料

古市剛史『あなたはボノボ、それともチンパンジー?』朝日新聞出版、2013年