幸せになるために今日からできる工夫②

幸せに生きるためには何をしたらいいのでしょう?
お金をたくさん持つ。高級な車に乗る。友達をたくさん作る。おいしいものをたくさん食べる。

確かにこれらは幸せになる手助けをしてれるかもしれません。
けれど、それは確実な約束ではありません。

私達は何かの量を増やすことでその一瞬は幸せを感じます。
けれどその幸せは長続きしません。

幸せであり続ける上で大切なのは、
変化を作りその変化を感じることなのです。

私達が、今日できる、幸せに生きる工夫を考えます。

前回の記事:幸せになるために今日からできる工夫①


頻度をコントロールする


例えば寿司が好きな人も、毎日食べれば飽きてしまいます。
好きな物を好きな物として楽しむためには適切な頻度があります。

自分が好きな物を、好きであり続けるためにはどのくらい間隔を空けないといけないのか。
好きでいるための頻度を知り、それを守ると毎日を楽しめます。

週末の晩酌が好きな人は、平日はとっておきましょう。
年に一回の旅行が好きな人は、それまでわくわく計画を練りましょう。

不思議なことに、
好きなことの頻度を自覚するとそれを我慢する時間すら楽しくなるものです。
それはちょうど、明日の遠足を楽しみにする小学生の感覚に似ています。


物事を充分に味わう


何かを楽しみに待つことは、物事を充分に味わうことにつながります。
同じものでも、急速に消費しては幸せも小さいです。
どんな物事も充分に味わいましょう。

充分に味わうにはどうすればいいでしょう。
以下の3つのステップを大切にします。

まずは楽しみに待ちましょう。
計画を練る。お金を貯める。カレンダーの日付を消していく。
その物事の前から楽しいことを想像するのです。

次に物事の今この瞬間を楽しみましょう。
例えばやっと楽しみな旅行の来ても、週明けの仕事のことを考えていては台無しです。
今この瞬間を感じ楽しむのです。

そして最後に、楽しかったことを振り返りましょう。
過ぎた後も充分楽しむのです。


ご褒美


ご褒美を生活の中に取り入れることも、幸せにつながります。
ご褒美は先述の「頻度をコントロールする」だとか「充分に味わう」に関連します。

ご褒美のポイントは、「ご褒美」という言葉を気にしすぎて大きなものを準備しすぎないこと。
むしろ小さいものをご褒美に取り入れる方が、楽しめます。

例えば、「この書類を1時間で仕上げたらチョコレートを一粒食べる」といった小さな目標とご褒美のほうが毎日にメリハリができて楽しいです。


変化の振れ幅を広げる


幸せに重要なのは「変化」とそれを「感じる」ことです。
何かのランクをアップして変化を感じても、それが続けば慣れてしまい幸せを感じることはできません。

100円のバニラアイスを食べていたら、たまに食べるハーゲンダッツは特別な感じがしますね。
けれど毎回ハーゲンダッツだと慣れてします。

あなたがもし毎日ハーゲンダッツを食べられるような生活レベルになっても、以前のように100円のアイスを食べる習慣は残しておいた方が幸せになれます。

大切なのは生活レベルや自分の価値観を上げることではありません。

先ほどの例で言えば、ハーゲンダッツを食べる頻度が増えても、以前食べていた100円アイスを「まずい」と感じるようになっては損をしてしまいます。
今まで通り、「100円アイスもおいしい」で、しかもハーゲンダッツを食べることができるというのが望ましい。

変化の振れ幅を肯定的に維持し広げていけることが大切なのです。






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