【時間術】パレートの法則を活用する




1. 時間術に欠かせないパレートの法則

時間を有効に使いたいという「時間術」において絶対に知っておきたい考え方の1つがパレートの法則です。

パレートの法則は80対20の法則とも言われます。

パレートの法則とは、「結果の80%は過程の20%から生み出されている」という法則です。


2. 自然界は不均衡

パレートの法則はイタリアの経済学者ヴィルフレード・パレート氏が発見したことからこの名前がつきました。

パレート氏は、当時イタリアの80%の国土が20%の国民に所有されていることに気づきました。


人は、100個の物があって、その場に100人いたら、1人1個ずつ分配されているものだと考えがちです。

しかし実際は異なります。

100個の物があって、その場に100人がいたら、20人で80個を分け合っていて、残りの20個を80人が取り合っています。

自然界は、そのような不均衡さで成り立っています。


3. 80%の結果に影響する、20%の過程は何か?

夏休みの宿題は、最後の1週間であせって終わらせる人が多いのでは?

つまり宿題の80%は夏休みの日数の20%前後で終わらせているわけです。


会社の利益の80%は、20%の有能な社員が生み出していることが多いです。


本屋さんの利益の80%は、扱っている書籍の内20%に相当するベストセラーだったりします。


過程のごく一部が、結果の大部分に影響しています。

だから80%の結果に影響する、20%の過程は何かを考えます。

そしてその20%から優先的に力を注げば、効率よく結果がついてきます。


4. 不均衡さを知る

パレートの法則は80対20の法則と言われますが、必ずしもその割合にこだわる必要はありません。

現実では90対10だったり、70対30だったりするでしょう。

世の中は不均衡であることが多いという感覚を持つことが大切なのです。

そして、その不均衡さをうまく活用します。


時間の使い方が苦手な人は、なんでもまんべんなくやろうとします。

そうではなくて、まずは結果の80%に影響する20%の過程に力を注ぎます。

ある意味、結果の20%にしか影響しない80%の過程は切り捨ててもいいのです。

そうやって、限られた時間を有効に使います。


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6. 参考資料

ケビン・クルーズ『1440分の使い方』パンローリング株式会社、2017年