付き合う前、付き合い始め、いずれにせよ初デートというのは楽しみな反面相手に嫌われてしまわないかドキドキ緊張するものです。
今日は初デートでできるだけ相手に魅力的に思ってもらうための心理学所見を挙げていきます。
吊り橋を渡ったりジェットコースターに乗ったりしてドキドキすると、そのドキドキが相手からのものだと勘違いして魅力的にうつってしまう。
これを心理学では吊り橋効果と言います。
吊り橋効果は恋愛に関する心理学でも比較的有名になもののひとつ。
初デートは「穏やかな公園で散歩」や「落ちついた雰囲気のカフェでランチ」よりは、「サスペンス映画を見に行く」や「テーマパークに行く」、「運動をする」や「少し緊張するレストラン」などほうが効果的かもしれません。
女性と楽しそうに過ごしたり、女性から笑いかけられる男性の方が女性から見ると魅力的に見える傾向があるようです。
そのため男性は意中の人だけでなく、女性の友達とも感じ良く接しておくことが大切と言えます。
男性は空腹時はそうでないときより太った女性に対して魅力を感じると言われています。
そのため、あなたが女性で、自分の体型が「ふくよか」と思うなら、意中の男性とのデートでは食事はデートの最後のほうにしたほうが効果的かもしれません。
デート開始時からずっと愛想が良い場合より、
最初はそっけなく、デートが終わりに近づくにつれ愛想よく振る舞う方がより魅力的に見られます。
デート前半は気がなさそうに振る舞い、後半になるにつれ笑顔を多くしたり愛嬌良くしたほうが効果的です。
好きなものが一致するよりも、
嫌いなものが一致するほうが互いに親密になります。
異性との会話は楽しくしたいものですが、
時には「何が嫌いか」といった少々ネガティブな話題も効果的です。
「嫌いなものが同じ」というのは相手と「気が合う」ということです。
相手が笑顔でいてくれたら嬉しいですし、笑顔の人は魅力的なものです。
けれどぎこちない笑顔ってなんとなくばれてしまいますし、魅力はむしろマイナスです。
より相手に魅力的にうつる効果的な笑顔ってなんでしょう?
作り笑顔ではなく、自然に見えてより魅力的な笑顔は、
・目じりにしわが寄る
・0.5秒以上かけてゆっくり顔に広がっていく笑い
・相手に向かってわずかに首を傾ける
ちなみに口角(唇の両端)が上がるのも笑顔には大切ですが、作り笑顔でも自然な笑顔でも口角は上がるので口角を上げるだけでは効果的とは言えません。
相手が自分を心からの恋愛対象としてではなく身体目的だとわかると非常に残念です。
心理学の研究によると、相手を精神的に恋愛対象として見ている人はほほ笑んだりうなずいたりする回数が多いそうです。
一方で、身体目的、欲望優先の人はそうでない人より唇を舌でなめるしぐさが多く見られるそうです。
相手が自分に何を求めているか見極める際の参考になりそうですね。
アリゾナ州立大学のダン・ケンリックが大学生を対象に調査したところによると、
男性は元カノの人数が0~2人の場合が最も女性のうけがいいです。
これが3人以上になると魅力に関する評価が下がっていくようです。
一方、
女性は元カレの人数が0~4人までは男性の評価が高いです。
0~4人であれば、1人増えるごとに評価が上がります。
しかし5人以上になると評価が下がってしまうようです。
恋愛経験が1人前後のあなた。
もしも初デートで以前の恋人の話になってらあなたの恋愛経験は相手に魅力的に映るかもしれません。
【参考文献】
リチャード・ワイズマン『その科学が成功を決める』文春文庫、2012年