結婚してからのお金の常識

お金というのはけっこうシビアな話題。
お金のトラブルはお互い良い気持ちがしないしできれば避けたいものです。

結婚したら、恋人や友人関係とは違った「一歩踏み込んだお金の話題」が出てきます。

結婚した時のお金について考えます。


貯金を妻と夫の口座へ分散


貯金を夫婦で始めるなら、
夫婦それぞれの名義である2つの口座に分散させたほうがいいです。

理由は2つ。
1つはもしも離婚したとき。
今の世の中では夫婦名義の口座は作れず、あくまで口座は個人の名義。
どちらか一方にお金があると、そのお金は名義人のお金ということになります。

もちろん離婚の際は貯金折半なども当然話に出るでしょうが、お金の話でもめるのはできれば避けたいですよね。
始めからお互い納得のいく額をそれぞれの名義の口座に入れておいた方がすっきりします。

そしてもう1つの理由はセキュリティーの関係。
例えばどちらかが貯金を全額管理していて、その人が何か悪徳業者に騙されるとお金が一気にピンチに。
例えば子供が急に怪我をしたなど詐欺の電話に騙されてしまう可能性もないわけではない。

貯金の出金は妻と夫の二重チェックで慎重に行いたいものです。

妻が夫の通帳と自分の印鑑、夫が妻の通帳と自分の印鑑を保管するなどして、どちらか一人だけではお金を引き出せないような仕組みを作っておくと安心です。


家計は透明化しよう


貯金は分散させたほうがいいです。
しかしこれは家計を別々にするということではありません。

よく共働きの夫婦で、それぞれの稼ぎの最低限だけ家計に入れてあとは自由。相手の稼ぎは全然知らないといったケースがあります。

できれば互いのお金の流れは互いに把握し透明化したほうがいい。

家を買うとか車を買うとか、子供の教育とか、結婚すると長期的なお金の話が出てきます。
それぞれの財布事情ではなく、「家族」や「夫婦」といったまとまりでお金を見ていくことが大切です。


保険の受取人はパートナーになってる?


よくありがちなのが、独身の頃から入っている生命保険があって、当時は独身だったから親を受け取り人にしていて、結婚しても受け取り人を変えていないというケース。

結婚したら独身時代の保険を見直しましょう。
パートナーがどんな保険に入っているかの把握も大切です。



大きい買い物、パートナーに伝えてる?


日々のお小遣いが貯まったり、ボーナスが出たり。
あるいは独身時代のまとまったお金が残っていたり。
家計とは別に個人的なまとまったお金があって、大きい買い物をすることがあるかもしれません。

大きい買い物をするときは、たとえそれが自分のお金であってもパートナーに一言事前に報告するのが堅実です。

もちろん、結婚しても個人的に自由にできるお金というのはあって然るべき。
自由なお金なのですから好きに使ってもいいでしょう。

けれど、それでも結婚をすれば一つの生涯にわたるコミュニティを形成するわけです。
お金の使い方考え方は双方の信頼関係に影響します。

大きい額のお金が動くときに、それを相手に相談しないというのはお金における信頼を失います。たとえ自分のお金でもです。


まとめ


お金の話題って、触れにくいです。
けれど、大切なことです。
お金の話題も腹を割って話すことが、恋人でいることと結婚することの違いの一つかもしれません。

「お金のことは聞きにくいし話しにくい」そう思うかもしれません。
けれど、お金の話題に目をそむけないことも、互いの関係を考えればそれも思いやりです。






その他の記事

年収1000万円より、夫婦で合わせて800万円のほうが幸せ?

どんな人と結婚すべきか?~まとめ~

保険はどのくらいかけるべきか?① 保険の考え方

テキストのコピーはできません。