「最強の独学術」を読んで学んだことの要約とまとめ

本山勝寛氏の「最強の独学術」を読みました。

学んだことや役に立ちそうなことをまとめます。

抜粋ではなくあくまで学んだことを個人的にまとめたノート感覚なので、原文をしっかり読みたい方は本を買うことをおすすめします。



1. 「最強の独学術」とは?

「最強の独学術」とは文字通り独学をおすすめする本です。

インターネットの普及により、誰もが手軽に知識を得られるようになりました。

同時に、時代の流れが速くなり、ものによっては時間をかけて学んだことがすでに時代遅れということもしばしば。

そういった時代背景では独学でフットワーク軽く、主体的に何かを学ぶことが大切だというのがこの本のおおよそ内容です。


2. 独学の3段階

「最強の独学術」では独学を3つの段階に分けています。

【独学1.0】
受験や資格取得など、何かの試験に受かるための独学

【独学2.0】
自分のスキルを高めるための独学。

【独学3.0】
独学1.0 → 独学2.0 → 独学1.0 → 独学2.0・・・
と繰り返していく中で、人生を通して学び向上してくこと。



勉強というのが何かの試験を受かるためだけでなく、自分のスキルを高めていくことも含むのがポイント。

また、独学2.0によって変化の激しい時代の流れに対応するのがポイントです。


3. 要点

以下、要点を箇条書き。

You only have to know one thing
You can learn anything
(知らないといけないたった1つのことは、「どんなことでも学べる」ということ)

インプットだけでなく、アウトプットを行うことで学習は定着率が良くなる。

勉強、特に資格関係の勉強は1年以内の短期の目標設定が大切。
勉強はプランニングが大切。

独学の成功のカギは習慣化であり、毎日・毎週、同じ時間に勉強をする習慣をつける。

得意分野から勉強することでモチベーションが上がり継続しやすくなる。

何かを勉強すると決めたら、勉強時間確保のために「やらないことリスト」を設けて時間の効率化を図る。

フロー状態を作る。

学習のためにアウトプットする方法の1つとして、ブログがある。

YouTubeは英語を学ぶ際に便利。

旅や異なる人との対話も重要な学び。

子供に説明することは練習になる。
わかりやすく面白く話さないと聞いてもらえないから。

一流と言われる人は1万時間の練習をこなしている。

先駆者になるには、
・海外から国内に輸入する
・国内から海外に輸出する
・技術革新を応用、導入する
・これまでにない組み合わせをする
・マイナーなものをとりあげる
・「こんなものあったあいいな」と考える
といった方法がある。


4. おわりに

そんな感じで、自ら学ぶことの大切さを教えてくれる本です。

また、時代の変化が激しい中で、どのように効率よくスキルを身に着けていくかのアイディアに溢れた本でもあります。

一方で、筆者個人の経験に基づく部分も多いので、科学的な論拠に富んでいるかというとそうでもないでしょう。

しかし例えや文章構成が巧みで、筆者の知識の豊富さは感じます。

「最強の独学術」は本のジャンルでいうと「アイディアを得る本」かなあと思います。

補足記事:身になる本の読み方~いい本とダメな本の見極め方~


5. その他の記事

「孤独の科学」を読んで学んだことをまとめてみる。

「いつも『時間がない』あなたに」を読んで学んだこと

良著「その科学が成功を決める」の役に立つとこ・要点一覧


6. 参考資料

本山勝寛『最強の独学術』大和書房、2017年

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