「論破力」レビュー ~要約や感想~

読書をして学んだことの要約やレビューです。

抜粋ではなくあくまで学んだことを個人的にまとめたノート感覚なので、原文をしっかり読みたい方は本を購入することをおすすめします。



「論破力」のレビュー

2ちゃんねるの創始者でありネット文化を作った一人である西村博之氏の著書、「論破力」を読みました。

個人的には、
1:すごく悪い(関わらない方がいいい)
2:悪い(真に受けない方がいい)
3:普通(時間があれば読んでみれば)
4:良い(考え方が変わるかも)
5:すごく良い(必読の1冊)
の5段階評価だと、

「論破力」は「3(普通)」かなぁと思います。

誤解になりやすいのですが、この本自体はすごくおもしろいです。

しかしながら、
ひろゆき氏は普段からYouTubeなどでライブ配信で雑談をしていて、そちらで本人の話し方や考えを直接聞いた方がこの本を読むより多くのことを学べるなぁと。

そういう意味では、
「論破力」はおもしろい本ですが内容としては本人の生放送を観た方が学びのコスパはいいのではと思います。

そういった観点から、「論破力」の感想は「3」。

以下、本の要点を。


「論破力」とは?

最近はテレビやネット放送にも出演しているひろゆき氏。

ひろゆき氏が人気の理由の1つが
素人にもわかりやすい説明でありながら、難しい言葉を使う専門家すらも言い負かしてしまう論破力。

そんなひろゆき氏の論破力や論理的思考、プレゼン能力を解説したのが本書です。


「論破力」の要点

論破や議論の心得

論破力は諸刃の剣である。

「できる方法を一緒に探しましょう」というスタンスが説得しやすい。

議論は一種のゲームであると心得る。

答えのないことを議論しても時間の無駄である。

「好き・嫌い」の好みを議論するのは不毛である。

事実ベースで話す。

議論に勝つテクニック

議論の勝ち負けを判断する人がどんな論調を好むか考える。

時には素直に謝罪して黙り込むことも有効。
黙られると、遅かれ早かれ相手は攻撃の材料がなくなってしまう。

第3者がいる場所で議論をしたほうがいい。
そのためには「ちょっと整理させてください」などと言って時間を作ることもあり。

「絶対」などのように物事を断定しない。

実証したり証拠を集める作業は広範囲におよぶと難しい。
条件を設けて行うほうがやりやすい。

人間には「わかりやすいものは正しい」という先入観があるので、わかりやすく説明するだけでも説得できる可能性は高まる。

誰かを否定するのではなく、あくまでそのA案、B案といった案の中身を話し合う。

「面倒くさそう」なオーラを出しておくと、相手に突っかかれにくい。

相手を説得するテクニック

他者を理解するために、思考パターンのモデルをいくつか持っておく。

しっかり準備するより、アドリブの方が柔軟に議論できてコスパがよい。

その企画に自信があるなら、
「失敗したら責任取ります。でも成功したら・・・」
といったギャンブル的な提案をしてみると相手が承諾する確率は挙がる。
逆に自信がないときは逃げ道を作っておく。

相手が否定しにくい例を出すと、本来の意見も否定しにくくなる。

日本は数字をからめた議論が習慣化してないが、人を説得する上で数字は本来すごく役に立つ。

基本的に、目下でも敬語で議論した方がいい。

議論をする上でのメンタルの保ち方

仕事に思い入れのない人の方が、客観的な意見を言えたりする。

定義や意味が曖昧な言葉は、共通理解をしてから話す。

「変な人」に時間やエネルギーを割くことはしなくていいが、おかしいと思うことはおかしいと言った方があとからムカムカしなくて済む。

壊れたときを考えれば、正しい時間を知るには2つの時計では足りない。
それと同じで「正しさ」は1つの考えや基準では決められない。

素直に非を認めた方が、
「こいつは間違ったときはちゃんと非を認めることができる」と思われるし、そう思われる方が得。

積極的に人と話すと、地雷を踏むリスクは高まる。
けれど、その地雷を踏んだ経験を後で笑い話にできる「友達」がいれば、地雷を踏むことでのストレスも減る。
ある意味、気楽に話せる仲間を作ることが一番の地雷対策。

「下手に出ているけれど、何かの時は『牙をむきそうな感じ』」を出しておくのが得。

万人に好かれることが難しいように、
万人に嫌われることも難しいもの。

怒りを消すためには、
趣味に没頭して嫌なことを一切しない時間を設けるのは効果的。


まとめ

そんな感じで、論理的思考力やディベート能力について考えさせられる1冊です。

一方で、個人の考えを綴った本なので、学術的な知識が得られる類いの本ではありません。

「論破力」は、アイディアを得たり考え方に刺激を与えてくれる本だと思います。


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参考資料

ひろゆき『論破力』朝日新書、2018年