昼休みや休憩中にオフィスの電話が鳴り、電話とると仕事関係の内容。
電話対応をしているうちに自分の休憩時間が削られてしまう。
そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。
昼休み中に仕事の電話とるのって嫌ですよね。
今日は休憩中の電話対応についてです。
1. 休憩時間とは?
2. 休憩中は電話対応の義務はない
3. 嫌々ながら電話対応をしてしまう場合も
4. 午前中はできるだけ電話をしない
5. 休憩は電話から離れた場所で
6. どこで休憩しているか他人にわかりにくくする
7. おわりに
8. その他の記事
9. 引用・参考サイト
休憩時間とは?
そもそも休憩時間というのは労働基準法で決まっている労働者の権利です。
労働時間が8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩時間を労働者に与えることが義務付けられています。
ここで言う「休憩時間」とは労働者が労働から離れることが保障されなければなりません。
電話対応というのはいつかかってくるかわかりません。
いつくるかわからない仕事の「待機時間」は「休憩時間」と異なります。
「待機時間」は「休憩時間」ではないのです。
休憩中は電話対応の義務はない
上記を踏まえると、
電話対応は労働であり電話対応をしている時間は労働時間に含まれます。
休憩時間にふいにかかってきた業務上の電話を対応する義務はないのです。
嫌々ながら電話対応をしてしまう場合も
休憩時間に電話対応を強制されれば、別途休憩時間をもらう権利があります。
また、休憩中に電話当番などを会社側が定める行為は違法です。
本来は休憩時間をずらしたり電話を留守電のような設定にしておくことが適切です。
しかしながら、個人で波風は立てなくないので休憩中に嫌々ながら電話対応をしてしまう場合もあるでしょう。
昼休みに電話対応をしないで済む工夫を以下に見ていきます。
午前中はできるだけ電話をしない
自分が仕事関係の電話をした場合、先方がいないと後から折り返しかかってくることがあるでしょう。
折り返しがかかってきそうな電話はできるだけ午後にかけましょう。
午前中に電話をしてしまうと自分の昼休みに電話がかかってくることがあります。
特に相手がお客さんの場合。
相手も仕事をしているから休憩中に電話をかける可能性があります。
そうなると昼頃に電話がかかってくる可能性が高くなってしまいます。
休憩は電話から離れた場所で
昼休みの過ごす場所は人それぞれでしょう。
デスクでそのまま過ごす人もいるでしょうし、会社に休憩室があるところもあるでしょう。
いずれにせよ、休憩中は電話から離れた場所にいたほうがいい。
例えば電話のない休憩室。
車通勤の人なら自分の車の中。
外にご飯を食べに行くのもありでしょう。
どこで休憩しているか他人にわかりにくくする
自分が休憩する場所はあまり1か所に固定しない方がいいです。
日によっていろんな場所で休憩をとるほうがいいです。
もっと具体的に言うと、
あなたがどこで休憩しているのか他の人がパッとはわからないようにしておくのです。
あなたが休憩している場所をみんなが知っていると、
例えあなたが電話のそばにいなくても誰かが電話ととってあなたを呼ぶかもしれません。
ゆっくりと休憩して、休憩が終わってオフィスに戻ってきたとき、「○○さんから電話がありましたよ」と業務時間になってから教えてもらえるのがベストです。
おわりに
前提として、休憩時間に電話対応を強制されることは労働基準法違反です。
そのためあなたは業務に関わる電話は出ずにゆっくり休憩をとっていいのです。
しかしながら、周りの空気的に電話に出ないといけないこともあるでしょう。
そのたびに労働組合にかけあうのも気が引けるでしょう。
日頃から電話に出なくて済むような工夫も大切です。
ここで気を付けないといけないのは、
あなたが休憩中、電話に出ない状況を作るとあなたに関わる緊急の電話にも出れなくなります。
例えば子供が急に事故にあったという学校からの電話。
自分の親が亡くなったという妻(夫)からの連絡。
こういった電話が場合によっては会社にかかってくることもあるでしょう。
緊急の電話は自分の携帯電話にかけるように共通認識しておくこと。
そして休憩中は携帯電話を携帯すること。
以上のようなリスク管理はやっておきましょう。
その他の記事
引用・参考サイト
『労働時間・休憩・休日関係』(厚生労働省)2018年3月10日検索