読書をするは有意義な時間の過ごし方のひとつかなあと思います。
しかし本は世の中にたくさんあるので、質もピンキリです。
読書をする上で本選びは重要なので、今日は読む本の選び方について考えます。
読書の目的
本を読む理由は主に3つあると思います。
・感動する
・アイディアを得る
・知識を得る
これらが重複する場合もありますし、そうでない場合もあります。
いずれにせよ目的にあった本選びが重要になってきます。
一方で、「感動する」ためには「良い本」でも、「知識を得る」目的の下では「良くない本」であることも。
このように、同じ本でも目的を履き違えるとその有用性がなくなってしまうことがあります。
①感動する読書
「感動する」ための読書というのは、すなわち自分が好きな本を読むことです。
本を読んでどれだけ自分の心が揺れ動くか。
好きな作家の小説、勇気づけられるストーリーの本、自信がつくビジネス書。
心を動かすための目的で読む本の条件はただ一つ。
自分がが好きかどうか。
自分が好きな文体で自分の好きなことが書かれている本が「感動する読書」においての良書となります。
②アイディアを得る読書
「感動する読書」は好きな本を読めがいいですが、「アイディアを得る読書」はそうとも限りません。
「アイディアを得る」とは自分一人では思いつかなかった発想を外部から輸入する行為です。
そのように考えると、自分が普段は好まないような本も場合によっては良い刺激になることがあります。
自分が普段読まない本、どちらかというと避けている本、読む機会がなかった本に触れることが「アイディアを得る読書」につながります。
③知識を得る読書
知識を得る読書をする場合に最も重要なのは、その情報源の出どころです。
・筆者が述べている根拠となる情報源はなんなのか。
・出典はなんなのか。
・調査や実験がされているか。
・統計的な処理がされているのか。
こういったことが情報の信憑性を高めます。
知識を得るための読書をする場合、
「私はこう思う」といった筆者の感想の類いは基本的に信用しない方がいい。
そうではなくて、
「○○の結果こうだから客観的に△△のようなことが考えられる」といった論理的なことが書いてある本が「知識を得るための読書」にとって良書となります。
ちなみに、その情報の信憑性を考える尺度のひとつとして、エビデンスレベルというものがあります。
補足記事:エビデンスレベルとは?
エビデンスレベルによると、「専門家個人の意見」というのは最もレベルが低いです。
例え専門家の話であっても、「私はこう思う」という個人の感想はあまり真に受けない方がいいようですね。