突然ですが、
あなたの人生は100点満点中、何点でしょうか?
幸せでしょうか? 不幸でしょうか?
ぜひ考えてから以下を読み進めていってくれたらと思います。
自分の毎日が、何点くらいか。
そして自分は「幸せ」か「幸せじゃない」か。
考えましたか?
では行きましょう。
世界の幸福度の平均
世界45カ国、合計110万人を対象とした調査があります。
その調査では人々に自分の人生が幸せかどうかを0~10までの段階で自己評価してもらいました。
この調査結果、人々の平均は6.75。
つまり100点満点で考えるとおよそ67.5点が世界の幸福度の平均と考えられます。
また、「幸せか」「幸せじゃないか」という感覚でいえば、
アメリカの調査で84~89%の人が「自分は幸せな方だ」と回答しています。
主観的幸福度
お金持ちかどうか。人間関係に恵まれているか否か。
客観的に幸せかどうかということも大事かもしれませんが、
やはり個人の感情として日々幸せを感じることができるかどうかは大切です。
どんなに恵まれた環境にいても、不幸そうな顔をしている人はいます。
その一方で、貧しい環境に生まれても、幸せそうに満ち足りた人はいます。
こういった主観的な幸福度は個人が幸せかどうかを知る1つの目安になります。
故に、心理学ではしばしばこういった主観的な幸福度を測定することがあります。
幸せをいかに感じることができるか
主観的幸福度に着目してわかることは、富が幸福の全てではないという点です。
例えば先進国と発展途上国では、経済状況の差の割に個人の主観的幸福度に差はそれほどないそうです。
よく、「日々の些細なことに感謝して幸せを感じましょう」なんて言ったりしますが、それは科学的にも正しくて、
外部から与えられる幸せというのは意外と小さいものです。
幸せをいかに感じることができるか。
ということが大切です。
まとめ
世界45カ国の主観的幸福度の平均は10段階中6.75。
5点よりは幸せですが9点や10点ではない。
中よりちょっと上といったところでしょうか。
あなたは何点だったでしょう?
ちなみに日本は先進国で、生活環境も経済状況も地球全体でみたら豊かな恵まれているほうではありますが。
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参考資料
・イローナ・ボニウェル『ポジティブ心理学が1冊でわかる本』国書刊行会、2015年