アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
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人体錬成の教訓
お父様(フラスコの中の小人ホムンクルス)が作中で指摘する通り、
人体錬成を行った際に失うものは、術者の動機に基づく皮肉なものとなっています。
例えばエドは人体錬成で母(家族)を取り戻そうとして、むしろ残された家族(弟)を失います。
このように人体錬成を行うことでむしろより不幸になる展開に対して、お父様は真理が教訓を与えていると解釈します。
人体錬成を行った登場人物はおおむねこの流れに沿っています。
ただしこれはあくまでお父様の解釈であり、人体錬成の代価が必ず術者の皮肉を呼び起こす結果になると設定上で明言されているわけではありません。
人体錬成で失ったもの一覧
エドワード・エルリック
母親の人体錬成を試み、エドは左足を持っていかれます。
また弟のアルは身体全てを持っていかれます。
エドは母親を失った悲しみから立ち上がり、母親(家族)を取り戻すため人体錬成を試みるわけですが、結果として立ち上がる足と残された家族(弟)を失うこととなります。
アルフォンス・エルリック
人体錬成により身体を全て持っていかれたアル。
母親の温もりを求めたアルは、人体錬成により温もりを感じる身体自体を失ってしまいます。
ロイ・マスタング
国を変えるため大総統になるという目標にまっすぐなマスタング。
ラストとの戦闘で伏線もありましたが、
目標にまっすぐ目を向け国の未来を見つめるマスタングは、人体錬成にて視力を失います。
イズミ・カーティス
子供を亡くし、子供を蘇らせようと人体錬成を試みたイズミ。
人体錬成の影響で臓器を持っていかれたイズミは、二度と出産ができない身体となってしまいます。
子供を求めたイズミは人体錬成により二度と我が子を産めない身体となってしまいます。
補足記事
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索