賢者の石とは?~幻の術法増幅器についてハガレン解説~




賢者の石とは?

「賢者の石」という言葉は「鋼の錬金術師」にだけでなく「ハリーポッター」など他の作品でも度々耳にする言葉です。

「鋼の錬金術師」における「賢者の石」とは無数の人の命を凝縮したエネルギーの固まりを指します。

賢者の石は作中において錬金術を増幅させる道具であり、戦闘時だけでなく身体の治癒などでもその力を発揮しました。


賢者の石の材料が人の命である理由

賢者の石の材料が人の命である理由は、人の命がエネルギーであるからです。

歩き、呼吸し、生きている人間はエネルギーを持っていると考えることができます。

その人が生きることができるはずだった命を奪い、その分のエネルギーを結晶化したのが賢者の石です。

賢者の石の中の人の命は1つではなく、何万何千万という無数の命が使われています。

賢者の石を使うということは、賢者の石のために犠牲になった人の命を使うということです。

そのため、
賢者の石のエネルギーは有限であり、消費し続ければ賢者の石はなくなってしまいます。


具体的な賢者の石の力

「鋼の錬金術師」の作中において、賢者の石は主に2つの使い方がされました。

1つ目は戦闘における錬金術の強化。
キンブリーがいい例ですね。
また、キンブリー&プライドと戦う際にアルフォンスも使っていました。

2つ目は身体の治癒や再生。
ラストに攻撃を受け下半身不随になったハボックも賢者の石のおかけで再び歩くことができるようになりました。

また、関連して
賢者の石は人体練成の失敗に伴い失った身体を取り戻すことにも役立ちました。

これは紛らわしい話ですが、
賢者の石は人体練成ができるわけではなく、真理の扉の奥にある失った身体を取り戻すための代償エネルギーになっているわけです。

ホムンクルスによって強制的に人体練成をさせられ視力を失ったマスタングは、最終的に賢者の石によって視力を取り戻します。


まとめ

「鋼の錬金術師」における「賢者の石」とは無数の人の命を凝縮したエネルギーの固まりを指します。

賢者の石は錬金術の力を増幅させますが、そのエネルギーは有限であり、消費し続ければ賢者の石はなくなってしまいます。

また、使えば万能であるかのように思える賢者の石ですが、
賢者の石をもってしても人体練成を行うことはできず、あくまで真理の扉の通行料としての役割にとどまります。


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参考資料

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