アニメ「SSSS.GRIDMAN」の解説です。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第1話「覚・醒」のレビュー
多くのアニメは各話の構成がいずれかに分類されるのではと思います。
- 神回(下記をバランスよく含んだ最も見どころのある回)
- 重要回(盛り上がりがあったり伏線回収がなされる回)
- 説明回(物語全体の理解に必要な回。説明や伏線が出てくる、キャラ初登場など)
- 心情描写回(登場人物の内面の成長や心情の掘り下げに時間を割く回。修行や過去話など)
- 単発回(見なくても前後関係に支障がない回。)
そして、
「SSSS.GRIDMAN」における第1話「覚・醒」は「説明回」なのではと思います。
第1話の時点でたくさんの伏線が張り巡らされています。
内容的には第1話の時点でおもしろいですが、
カラーリングをはじめとしてグリッドマンはまだ不完全な状態。
第1話だけでは前置きが未消化で、
「SSSS.GRIDMAN」は続く第2話までを観て一段落なのかなという感じです。
第1話「覚・醒」のあらすじ
目を覚ましたときには記憶がなかった裕太。
なぜかクラスメイトの六花の家に。
リサイクルショップである六花の家。
商品である中古のパソコンから「グリッドマン」の声がする。
グリッドマンの声が聞こえたり、街にたたずむ怪獣を見たり、
不思議な体験をする裕太だが他の人々には見えず聞こえていない。
戸惑う裕太と裕太の様子を不思議に思う六花や内海。
そんな矢先、怪獣が現れ街を破壊していく。
第1話「覚・醒」の見どころと解説
空に散らばる光
冒頭からすでに意味深なシーン。
本編で明確に語られませんが、グリッドマンが分裂してしまった様子を表わしています。
このあたり詳しくは以下の記事にて。
六花の家
第1話にはありませんが、
第2話にてアカネの家が急に現れます。
街にたたずむ怪獣
意味深に街にたたずむ怪獣。
さらに裕太が外に出たとき、霧の濃さを指摘しますがこれも伏線。
怪獣によって街は霧に覆われ、街も人々もコントロールされています。
記憶喪失の裕太
なぜ六花の家に裕太がいたのか。
六花の態度も意味深。
武士は食わねど
「スペシャルドッグ」もアカネのポーズも原作である「電光超人グリッドマン」が元ネタ。
「はっす」は「はっすん」
終盤のワンシーン。
はっすはYouTuberです。
後に登場するYouTuber「アーカディア」の存在もコメントで確認できます。
まとめ
という感じで、第1話から伏線も小ネタも豊富な「SSSS.GRIDMAN」。
ちなみ第2話以降も共通ですが、
「SSSS.GRIDMAN」の怪獣はまるで人が怪獣の着ぐるみを着て動いているような動き方をします。
このように、アニメなのに特撮の要素を盛り込んでいるのは原作が特撮の「電光超人グリッドマン」である「SSSS.GRIDMAN」ならではですね。
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