アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の第2話、「涼宮ハルヒの憂鬱 II」のレビューや解説です。
ちなみに2期における第2話です。
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第2話「涼宮ハルヒの憂鬱 II」のレビュー
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」における第2話「涼宮ハルヒの憂鬱 II」は、物語の雰囲気が学園ものからSFものに切り替わっていく回です。
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」を初めて見ると、1話と2話の中盤くらいまでは割とぼけーっと見ることになって、この2話の終盤くらいから「えっ?」となっていくのかなあと思います。
第2話「涼宮ハルヒの憂鬱 II」のあらすじ
あらすじ
ハルヒがSOS団で使うパソコンを調達します。
また、長門から話がありキョンは放課後呼び出されることになります。
そして、長門の家にてキョンは耳を疑う話を聞くことに。
位置付け
先述の通り物語の雰囲気が学園ものからSFものに切り替わっていく回です。
終盤の長門の話が最も露骨ですが、
嫌な思いをしてもなおSOS団に所属するみくるの意味深な言動も中盤に見られ、それが第3話の伏線となっています。
第2話「涼宮ハルヒの憂鬱 II」の解説(ネタバレ)
涼宮ハルヒの変人な理由
第1話同様に変人ぶりを発揮しつつ、それが結果としてうまくいったりもする涼宮ハルヒ。
なぜハルヒはこんな人格なのか。
この点に関しては第3話以降から徐々に説明が入ってきます。
意味深な発言をするみくる
ハルヒのせいで嫌な思いをしてもなおSOS団に所属するみくる。
ネタバレですが、
みくるが嫌な思いをしてでもSOS団にいる理由は2つあって、
1つ目はみくるの正体はハルヒの言動を監視するように指示された未来人だから。
2つ目は宇宙人である長門の言動も要注意しいているから。
長門の本
長門は本としおりを使ってキョンとやりとりをします。
この「長門が本を介して自分に何かを教えてくれた」という経験が、映画である「涼宮ハルヒの消失」でキョンを助ける重要なカギとなります。
長門の難しい話
自宅にて長門はキョンに自分やハルヒのことを話します。
長門いわく、自身は
「情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」であり、つまり宇宙人であるとのこと。
「情報統合思念体」とは宇宙にいる生命体でいわゆる宇宙人。
人間は実体があるので宇宙人も実体があると思いがちですが、実体を持たない生命体が存在するというのが「涼宮ハルヒの憂鬱」の世界観。
近年はAIとかもブームですし、「実体がなくても情報として生命が存在するかも」という感覚はなんとなく想像できるのではないでしょうか。
で、そんな感じで「情報統合思念体」は実体を持たないので、実体のある人間とは直接会話や意思疎通ができないわけです。
そのため、人間とコンタクトできるように人間に合わせて作られたのが「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」の長門だというわけです。
まとめ
「情報統合思念体」というよくわからない単語が出てきて、しかも長門特有の言葉不足の説明で物語は進むため理解に時間を要することがでてきた第2話。
「涼宮ハルヒの憂鬱」は第1話時点だと学園ものとか青春ものアニメのイメージがありますが、
実際のところ「涼宮ハルヒの憂鬱」は哲学的要素を含んだSFもので、物語の伏線を楽しむようなかたちのアニメです。
そういった片鱗が見え始めるのが第2話からです。
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