「涼宮ハルヒの消失」の見どころは朝倉涼子のセリフ

アニメブームの火つけ役となり、
いまだに根強いファンがいる作品である「涼宮ハルヒの憂鬱」。

その映画作品である「涼宮ハルヒの消失」についてです。



「涼宮ハルヒの消失」の見どころ

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の続編であり映画作品である「涼宮ハルヒの消失」。

「涼宮ハルヒの消失」の1つの見どころは朝倉涼子のシーンだと思います。

「涼宮ハルヒの消失」の見どころとしては、
・キョンの非日常な出来事を楽しんでいたんだと自覚すること
・長門のキョンに思いを寄せるが故に世界を改変した心情

という2つがよく挙がります。

この2つが「涼宮ハルヒの消失」の主となる魅力であることは確かなのですが、

映画を見ていて一番「はっとした」のは個人的に朝倉涼子のシーンなんですよね。

前半、エレベーター内でのキョンと朝倉の会話で言った
「(長門さんと付き合うなら真面目に考えないと)私が許さないわよ」
というセリフがダブルミーニング(2つの意味)になっているところがなんとも綺麗にまとまっていて好きです。



朝倉涼子のセリフのダブルミーニング

改変された世界で平凡な女子高生となった長門。
キョンは長門の家に行って、そこで偶然朝倉も加わり夕飯をみんなで食べることになります。

キョンが長門の家にいたことで、キョンが長門に恋愛感情があるのではないかと朝倉は思います。

帰りのエレベータ内で、朝倉はキョンに、
「(長門さんと付き合うなら真面目に考えないと)私が許さないわよ」
と言います。

世話好きな女子高生が内気な友達を守ろうとするときにありがちなセリフですね。


で、物語終盤、世界を元に戻すためにキョンは修正プログラムが込められた銃を長門に向けるわけですが、朝倉にナイフで刺されてしまいます。

まさに、「私が許さない」状況ですね。

このように
「私が許さないわよ」
というセリフが、

「長門さんをたぶらかすような言動は許さない」という意味と「場合によっては命を狙う」という意味の2つにとれるわけですね。


朝倉涼子の襲撃、再び

改変された世界では長門やハルヒをはじめとして登場人物達が「普通の人」になります。

みんな不思議な力もないし、平凡な高校生です。

朝倉も同様で、普通の女子高生。
けれどキョンはそれでも警戒しますよね。
だって一度命を狙われたことがあるわけですから。

改変された世界の朝倉はキョンにとって、
今はただの平凡な女子高生だとわかっていはいるけれど、一度命を狙われたからなんだか警戒してしまう存在
なわけです。

視聴者側も同様で、「朝倉がまた何かやらかすなんてベタな展開はないだろうなあ」と朝倉をその他大勢のキャラとしてしまいがちなわけです。

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で朝倉はキョンを襲撃します。
クラスの優等生だった朝倉が実は危険人物だったという裏をかく展開です。

そして「涼宮ハルヒの消失」にて「(以前キョンを襲った)何かやらかしそうなキャラが、改変された世界では至って平凡なキャラ」と見える朝倉が再びキョンを襲撃する。

裏の裏をかく展開ですね。


まとめ

「(長門さんと付き合うなら真面目に考えないと)私が許さないわよ」
というセリフは女子高生らしいセリフだなあと思う一方で、一度キョンを襲撃した朝倉から言われるとキョンは生きた心地がしないだろうなあと見ていて思います。

でもそれは、あくまでキョンを襲撃した朝倉は過去のことであり、改変された世界ではあくまで平凡な女子高生なんだという前提があってのこと。

そんな朝倉が映画終盤でキョンを襲撃したときは
「やっぱり朝倉ここで来るのかあ~」
と言い意味で裏切られた感。

「涼宮ハルヒの消失」においてはこのような朝倉の伏線も重要な見どころだと思います。


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