漫画およびアニメ「烈火の炎」に関するページです。
ネタバレも適宜含みますのでご了承ください。
土星の輪(どせいのわ)とは
安西信行「烈火の炎」(コミックシーモア)より引用
作中の主要人物「石島土門(いしじまどもん)」が使用する魔導具である「土星の輪(どせいのわ)」。
複数の魔導具を使いこなす土門の最初の魔導具であり、使い手の腕力(全体的なパワー)を強化します。
土属性の魔導具でかつ指輪の形状ということで、わかりやすいネーミングの「土星の輪」。
しかし戦国時代に土星が認知されていたかといえば微妙なところで、そういう意味でもすごいと思える火影。
解説・考察
概要
陽炎がこっそり鼻ピアスと入れ替えたという、自覚のない形で魔導具の使用に至った土門。
しかしこの判断が幸いし、土門は石王に勝利できます。
見た目通りパワータイプの土門にピッタリの魔導具ですが、いかんせんバトル漫画は登場人物のフィジカルがインフレしがちなので、いまひとつ見せ場に欠けた魔導具だったとも言えます。(例えば空海は魔導具なしでも異常な身体能力)
特性
強化内容の定義
土星の輪は使い手の力を増強させますが、具体的にどの部分まで強化してくれるのかは不透明。
例えば岩を砕くには怪力だけでなく皮膚の強度も重要と思いますが、身体硬化は土星の輪の範疇ではない様子。(土門のこの点は鉄丸が担います)
このように「使い手の身体能力を向上させる」ことで戦闘の派手さの整合性に貢献してくれる土星の輪ですが、そのぶん新たな矛盾を生んでいる側面もあるのかなと思います。
土星の輪の功績
「烈火の炎」という作品の魅力に、「明らかに噛ませ犬キャラの土門が終始活躍する」という意外性は大きく貢献していると思います。
そんな土門は始めこそザコキャラの印象からスタートしますが、複数の魔導具を使いこなしていく中で着実に強くなっていきます。
最終的には攻守やメンタル&フィジカルのバランスが取れた隙のない強さを持つに至る土門。
土門の隙のない強さには、ベースとなる身体強化を担った土星の輪が大きく貢献していると思います。