ルールが行動を決めるのではなく、行動がルールを決める社会になっているなあと感じる今日この頃です。
1. ルールが先か行動が先か
自分自身の人生をより良く生きていく上で、初めにルールを作ってそれに基づいて生きるというのはなかなか難しいのではと思います。
自分のできることや取り組みやすいことを小さく始めて、それがいつかスタンダードになっているというのが1つの成功例なのではないかと思います。
2. ルールが現状に追いついていない世の中
時代の変化は激しい昨今において、
法律を筆頭に、ルールが現状に追いついていない世の中になってずいぶん経つと思います。
そういう世の中では、先にルールとか枠組みを決めてそれに従って行動していくという方法では結果が出しにくいです。
そういうのを決め切ったあとでは、もう旬が過ぎて時代遅れになっているからです。
3. ディファクトスタンダード
例えばワード・エクセル・パワーポイントって今は仕事に欠かせないツールですよね。
でも、「文章作成はワードを使いましょう」とか「表計算にはエクセルを推奨します」とか「プレゼンテーションにはパワーポイント使うこと」なんてルールはないわけです。
みんながなんとなく使っていて、気づいたころにはそれが当たり前(スタンダード)になっているというかたち。
こういう、ルールで決まっているわけではないけれど、実質的にそれがスタンダードになっているということをディファクトスタンダードと言ったりします。
そんなふうに、ルールを決めてそれに合わせてみんなが行動するんじゃなくて、個々ないしみんながとった行動によってルール(みたいなもの)が決まるという状況が発生するわけです。
4. まとめ
時代の変化が激しい社会では、現状にルールが追いつきません。
そんな社会においてはルールが決まってから動くより、情報を素早く察知してフットワーク軽く行動するほうが成功しやすいです。
慎重な性格の人の基準で考えれば、ある意味で見切り発車くらいがちょうどいいのです。