可処分所得よりも可処分時間があるほうが人生は幸せという考え方




可処分所得よりも可処分時間があるほうが人生は幸せ

給料から税金などなんやかんやを差し引いて、自分が自由に使えるお金を可処分所得と言います。

食事や睡眠、トイレや入浴、仕事など生活するための時間を差し引いた、自分が好きなことをできる時間を可処分時間と言います。

人生においてはどちらも大事ですが、
可処分所得を増やすよりは可処分時間を増やすことに労力を割いた方が幸せの近道です。

以下、もうちょっと詳しく。


給料と通勤時間の幸福度

例えばまったく同じ仕事で、転職して給料は同じなのに通勤時間だけ長くなったら「損したなあ」と思いますね。

人は誰しも「このくらい給料が上がるなら、通勤距離が長くなるけど転職してもいいかな」というラインがあります。

じゃあそのラインはどのくらいなのか。

心理学の研究によると、
人は通期時間が15分長くなると、給料が3割以上高くならないと割に合わなく感じるそうです。

例えば給料が20万円の人は26万円くらいにならないと、15分通勤距離が伸びた転職に得を感じることができないわけです。

人にとって15分の可処分時間がいかに大事かがわかります。


保育料で消える妻の稼ぎ

夫が会社員で妻がパートといった共働き世帯でよくあることですが、
妻の稼ぎが子供の保育園料でほとんど消えて、何のために働いているのかわからない。
といったケース。

幼い子供が2人いたり、無認可の保育園だったりすると1か月の保育料が10万円なんてけっこうあります。

妻が非正規のパートだとお給料が15万だったりして、大半が保育園に消える。

共働きだとどうしても家事がバタバタで、子供が小さいときは特に毎日が戦場のようにあたふたしますね。

そんな中で、「ここまでして今、働かないといけないのかな」と自問自答するお母さんも世の中多いです。


まとめ

お金と時間はバランスが大切で、どちらかだけで幸せは成り立ちません。

けれど、人生の長さは時間で決まっていて、時間は止めることも戻すこともできません。

そういった意味では、
人生はお金よりも時間にウエイトをおいた方がいいのかなと思います。

時間にウエイトをおくということは、
お金を使うことではなく、時間を使うことに幸せを感じる生活をするということです。

例えば丁寧に料理をする。
生活に必要なものを手作りしてみる。
ゆっくりと散歩する。
家族と会話をする。

そういった活動に楽しさや幸せを感じるということです。

お金を使うとか何かを買うとかそういう消費することに幸せを感じるのではなくです。


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