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「SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)」で最も怖いシーン
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
私が六花をそう設定したんだから。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
アニメ「SSSS.GRIDMAN」において大きな伏線回収シーンの１つであり、雰囲気が怖いシーンでもある第８話のバス内での六花とアカネの会話。
とても静かなやりとりですが、自分が作られた存在であると聞かされる六花の心情を考えると非常に恐怖感のあるシーンですね。
アカネの口から自分が怪獣から生まれたことを聞かされる六花。
アップになる六花の赤色が混ざった青い目。
六花の目に赤い色が混ざっているのは、六花がアカネの友達として怪獣から作られた、「(他の子とはちょっと違う)アカネにとって特別な存在」だったからですね。
今日は六花とアカネのバス内でやりとりのシーンの解説です。
第８話「対・立」のあらすじ
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
学園祭の準備期間の学校。
そんな中、アカネは裕太・内海・六花に作った怪獣を見せて宣戦布告をします。
学園祭当日に怪獣を出すことを宣言するアカネ。
これに対し、迎え撃つ姿勢を示す内海と和解を望む六花で意見が衝突してしまいます。
アカネを説得しようとする六花。
バスの中での会話中、六花はアカネから自分は怪獣から作られたということを聞かされます。
バスの中での六花とアカネの会話のシーンの解説
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
隣の席ではなく前後の席に座るところが互いの距離感が見えますね。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
響君から聞いたよ。
問川達を殺したのアカネだったんだってね。「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
やや冷たいというか厳しい口調。
それでも感情は抑えられてる感じです。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
私じゃない。
私の怪獣がそうしたってだけ。「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
怒りや様々な感情を押さえこんで話す六花に対し、アカネはただ事実を話すような淡々とした口調。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
ずっとそういうことして黙ってたの？
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
アカネ「この街は怪獣でまわっている。
調整しなくちゃいけないの。
てか、六花ってそんなに問川達と仲良かったっけ？」六花「仲良くもないし悪くもない」
アカネ「じゃあいてもいなくても一緒じゃん」
六花「一緒じゃない」
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
アカネ「じゃあ私を殺したら？
そしたら全部解決じゃん？」六花「それは解決じゃないから」
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
アカネ「やっぱ六花はいいよ。
他の子とはちょっと違う。
私の近くに居るべき人」六花「私は」
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
神様と仲良くするのは嫌？
私が何をしても六花は私のことを嫌いになれないよ。「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
私が六花をそう設定したんだから。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
この囁くように言う様子が怖いですね。
ただでさえ裕太からアカネの話を聞いて疑心暗鬼になっているのにアカネ本人からこんなことを言われたら、内心かなり混乱するでしょう。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
アカネ「ここに住む人は、みんな私のことを好きになるようになってる。
だから私と六花は友達なんだよ」「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
六花「私はアカネの友達として生まれたの？」
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
アカネ「私の友達として私の怪獣から作られたんだよ」
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
六花の目のアップ。
青い瞳に赤い色。
この瞳に怪獣が写り込んでいるのも非常に雰囲気のある演出ですね。
「SSSS.GRIDMAN 第８話」（Abema TV）より引用
そしてどこか寂しそうなアカネ。
まとめ
第８話にてアカネと六花のバスでのやりとりは、「SSSS.GRIDMAN」において最も怖いシーンの１つだと思います。
自分が作られた存在だなんて誰もが思いたくないものです。
「私のことを嫌いになれない」という表現も、まるで自分がアカネの掌で踊らされているような無力感を感じてしまいそうです。
ただでさえ六花は裕太から事前にアカネのことを聞いて、それでもアカネは友達だから「何かの間違い」ときっと心の片隅では思っていたことでしょう。
なのにアカネ本人の口から言われるかたちで「アカネが怪獣を作り自分も作られた存在」ということが確定してしまう。
六花にとっては「自分は何者なのか？」という自分に対する恐怖も感じたシーンだったのではないでしょうか。
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