マスタングの名言と国家錬金術師になるエド|鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第2話「はじまりの日」

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。

一部ネタバレも含みますのでご了承ください。




マスタングの名言

 強制はしない。
 ただ私は可能性を提示する。
 絶望のまま一生を終えるか。
 可能性を求めて軍に首を垂れるか。
 そこに可能性があるなら、元の身体に戻るために、前に進むべきだろう。
 たとえそれが、泥の河だったとしても。

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

 人体錬成を行い絶望するエルリック兄弟に、国家錬金術師という可能性を提示したマスタング。

 ピナコが反対することも心情的にわかりますが、結果としてエド達が希望を持つことにつながります。



解説

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

 ピナコとマスタングの会話だけでは、幼い子供に国家錬金術師という大人の世界を提示するマスタングは少々厳しい印象も受けます。

 しかし本来、人体練成は錬金術において禁忌であり、公には咎められることです。

 それでも2人を黙認し、国家錬金術師という可能性を提示したのはマスタング大佐の温情でしょう。


ウィンリィ「リザさんは、人を撃ったことがあるの?」

リザ「あるわ」

ウィンリィ「軍人さんは嫌い。父さんも母さんも、戦場に連れて行かれて殺されたから。そのうえ、エドとアルも連れて行こうとしてる」

リザ「行くかどうかは、あの子達が自分で決めることよ。そう、自分で決めること。進むのか留まるのか。それを決めるのは、あの子達自身」

ウィンリィ「リザさんは、なぜ軍人になったの?」」

リザ「守るべき人がいるから」

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

 そしてリザとウィンリィの会話から、マスタングなりのエド達に対する「優しさ」が読み取れます。

 マスタングもリザも、エド達子供を「ただ守る」のではなく、「自分で立ち上がる術」を伝えようとしています。

 マスタング達の「優しさ」は、後にエドがロゼに言った「立って歩け、前へ進め」という信念にも影響しているのではないでしょうか。

 エドはマスタングに対して何かと強がるシーンが多いですが、こうしてみるとエドの成長にとってなんだかんだマスタングの存在は大きかったのではないかと思います。



本編

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。 ネタバレを含みますのでご了承ください。 ...



参考資料

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索

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