アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
ウィンリィの出産立ち合い
ウィンリィおよびエルリック兄弟が初めて出産に立ち会う第11話。
北海道の酪農家生まれの作者の思想が反映されているのか、ハガレンは(等価交換なども含め)自然の摂理やその中での命の尊さを描写するシーンが多々あります。
今回の出産シーンも直接的には物語に関わりはないものの、エド達の精神面の成長を描く、作品に厚みを与える回であると思います。
シーンの解説
無力なエルリック兄弟
神様なんていねぇと思ってるけど、今だけは、頼む。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode11」(Abema TV)より引用
リオールでのロゼとの会話では神を軽んじる発言が目立ったエド。
しかし今回は自身の無力さを痛感しています。
錬金術やオートメイルなど一見するとなんでもありなファンタジーな世界観の中で、それでも命については非常に重く描いているのがハガレンの特徴の1つだと思います。
赤ちゃんを取り出すウィンリィ
やっぱりすげぇ。
人間ってすげぇよ。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode11」(Abema TV)より引用
ウィンリィの尽力により無事出産。
待望の孫が生まれたドミニク。
アニメオリジナル展開の1期では出産するのはグレイシアとなっており、エドは始めて手合わせ錬成を行い水からお湯を錬成します。
このため原作準拠の2期では1期と比べると若干印象は薄くなっていますが、それでもエルリック兄弟達が命の神秘を感じる重要なシーンとなっています。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索