【Excel関数】OR関数の使い方




OR関数とは?

エクセル関数にはいろいろありますが、その中でも比較的簡単で、よく使うものの一つにOR関数があります。

読み方は普通に「オアかんすう」です。

OR関数とは「~あるいは~」と複数の条件のどれか一つでも満たすかを判断する関数です。


OR関数の使い方

OR関数の式の形は以下の通りです。

=OR(条件式1,条件式2)

コンマで区切れば以降「条件式3」「条件式4」と続けることができます。

OR関数は条件のいずれかに一致すると「TRUE」、どれにも一致しないと「FALSE」と表示するだけの関数です。
そのためOR関数は単体で使うよりは他の関数と組み合わせて使うことが多い関数です。


OR関数の例

基本例

OR関数の例です。

セルのA1の値が1、あるいは2であるという条件なら、
=OR(A1=1,A1=2)

セルのA1の値が100未満か、200より大きいという場合
=OR(A1>200,A1<100)

応用例

先ほど書いた通り、OR関数は「TRUE」か「FALSE」を返すだけの関数です。
そのため実際では他の関数と組み合わせて使うことが多いです。

組み合わせる関数はいろいろありますが、IF関数との組み合わせが初歩的でありよく使います。

OR関数とIF関数を組み合わせて、
「~あるいは~なら~」という複数条件の関数を作ることができます。

例えば、A1のセルが「りんご」「みかん」「バナナ」のいずれかなら「くだもの」と表示し、それ以外なら「野菜」と表示してみます。

=IF(OR(A1=”りんご”,A1=”みかん”,A1=”バナナ”),”くだもの”,”野菜”)

数値ならそのまま「A1=100」のようにしていいですが、
文字や記号なら「A1=”りんご”」のように””で囲むのがポイントです。


OR関数の意義

OR関数の意義は「~か~」という複数条件を設定できる点です。

OR関数は単独ではシンプルな関数ですが、IF関数やその他の関数と組み合わせることでさらに力を発揮します。

複雑な条件の下で処理をする必要性が出てくれば出てくるほど、OR関数のありがたみはわかります。


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