1. 得意なことをやることで得られるもの
苦手を克服したり、人並みになることに必死になったり、弱点をなくそうとしたり。
そういうことより、
得意なことをやることで得られる自信や経験のほうが人生には大切です。
得意を伸ばすことが、人生と楽しく、より有意義なものにしてくれます。
2. 自己効力感
自己効力感という言葉があります。心理学における「自信」のような言葉です。
自己効力感とは、「自分の力で物事を変えることができるんだ」という実感のようなものです。
人は誰かにやらされたり、命令されたり、自分の意思が反映されない物事に対してどうしてもやる気が起きないものです。
「どうせ何をやっても目の前の結果は変わらないんだ」というように、「自分の行動」と「結果」がリンクしていないとモチベーションが下がります。
反対に、自分が行動することで物事を変えることができる状況だと、頑張れたり楽しかったりします。
自己効力感を育むことは大切です。
自己効力感を育むには、自分にとってやりがいのあることや得意なこと、努力と結果が結び付きやすいことなどを経験することがいいです。
3. 得意だからこそできる経験
苦手なことを頑張って人並みになっても、人並な経験しかできません。
得意なことを磨くと、人より上手になれます。
人より得意なことがあると、周りができないような経験をすることができます。
例えば人に教えること。これは人より得意なことがないとできない経験です。
人に何かを教えるというのは自分も勉強になる貴重な経験です。
例えば最先端を知れること。
人より得意だと、人よりそのジャンルの情報は入ってきます。
富む者はさらに富むなんて言いますが、人より得意な人はその得意がさらに伸びるような環境に自然と導かれていきます。
4. まとめ
そうやって、得意を通して様々な経験ができます。
その経験はいつしか自信につながります。
さらに、自分の中の成功体験になります。
成功体験があると、どんな感じに物事を進めればうまくいくのか。これは失敗しそうとかこれはうまくいきそうとかの感覚が備わってきます。
得意はなんでもいいのです。自分の中で何かしらの成功モデルを持てると、他のことにも応用できます。