空気を読まない人を怒る人ほど、空気を読めていない。




1. 空気を読むと、空気が読めない

場の空気を重んじたり、空気を読めない人を怒る人ほど、意外とほんとのところの空気を読めていなかったりします。

ある会社の飲み会で、参加人数が極端に少ないことがありました。
その部署は酔うと説教ばかりになる上司がいることで有名でした。

出欠表を見て、上司のすぐ下の先輩が、参加していない後輩達にちょっと怒りました。
「みんな空気読めよ」と。

「空気読めよ」と怒った先輩は、みんなこの部署での飲み会は開いてほしくなくて、「やらないほうがいいのに」という空気を読めていないんですよね。


2. メタ認知

心理学で、「認知していることを認知すること」をメタ認知と言います。
怒っているときに、「あ、いま自分は怒っているな」と気づけるのはメタ認知です。

先ほどの先輩は、
「会社の飲み会は気を遣ってできるだけ参加するべき」
「でも実際のところみんな行きたがってないよね」
という空気を認知できたのですが、
「そういう飲み会に参加を促す先輩は、後輩にとって煙たい」
というメタ認知ができていなかったわけです。



3. ~かもしれない

なまじ空気を読めると、「~は~であるべきだ」「~は~で当然だ」「~でないといけない」といった思考に陥りがちです。

「~であるべきだ」といった類の思考は、自分のメタ認知の邪魔をします。視野が狭くなってしまうのです。

車の運転は、「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」をしましょうと言われますね。
「人は飛び出してこないだろう」ではなく「人が飛び出してくるかもしれない」という発想で注意深く柔軟に運転しましょうというものです。

日々の思考もそうです。
「会社の飲み会は空気を読んで参加すべきだろう」ではなく、「ほんとはみんな行きたくないのかもしれない。だったら今度から部署の飲み会の頻度を減らしていったほうがいいのかもしれない」

そんなふうに、柔軟に物事を考えます。


4. まとめ

空気を読めと言う人ほど、空気を読めなかったりします。
ルールを守れと言う人ほど、ルールを守ってなかったりします。

もうこんな会社辞めると言う人ほど、ずっと会社に居座ってます。
上司に嫌われてもかまわないと言う人ほど、人の評価を気にしていたりします。

人の言うことは、ある意味であてにならなかったりします。


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