アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
第7話「集まった意味って、なに?」
グリッドナイトとの共闘で熱い展開の7話。
しかし前作「SSSS.GRIDMAN」および原作「電光超人グリッドマン」を知らない人にとっては唐突な展開も否めません。
前作同様、一見さんお断りの演出がやや寂しくもあります。
あらすじ・名言・解説
一部新規のオープニング
グリッドナイト同盟がオープニングでも登場。
上記2カットに加え、ちせの背後の赤い目のあとにグリッドナイトのアップ。
ちせの背後にある赤い目が、怪獣なのかグリッドナイトなのか両方の可能性がある7話時点。
グリッドナイト同盟登場(ナイト&二代目)
参戦するグリッドナイト
怪獣が二体という発言から、ダイナゼノンも怪獣(敵)と勘違いしたグリッドナイト。
怪獣とダイナゼノン双方と戦います。
ちなみに、瞬間移動のように攻撃を避ける技は怪獣の頃であるアンチのときの技ですね。
前作ではグリッドナイトとして披露することはありませんでした。
時間が経ち強くなり、アンチの頃の技もかなり再現できるようになったのでしょうか。
また、「エネルギー配分を間違えました」と比較的短時間で戦闘が終わったグリッドナイト。
この瞬間移動の技の影響もあるのでしょうか。
オニジャとムジナの仲直り
変革を前に敵が増えるのはむしろ自然だよ。
SSSS.DYNAZENON 第7話(Abema TV)より引用
グリッドナイトの登場により一時退散する怪獣優勢思想。
さっきは、悪かった。
からかっちまって。
けどよ、いつもやる気のなかったお前が本気になったのは悪くねぇ。
ただ、もう一度だけ聞くが、戦うのは個人的な憎しみじゃねぇよな?
怪獣の力は誰かを殺すためにあるんじゃねぇ。
人間全員を殺すためにあるんだ。SSSS.DYNAZENON 第7話(Abema TV)より引用
以前のボイスドラマもですが、ほんとオニジャはいい奴ですね。素直に謝ってます。
また、「怪獣の力は誰かを殺すためにあるんじゃねぇ。人間全員を殺すためにあるんだ」という発言は、前作のアカネを踏まえたセリフに聞こえなくもないです。
アカネは基本的に自身の憎しみを晴らすために怪獣を利用し、今回の怪獣優勢思想とは真逆の考えです。
けんかをするガウマとナイト
前作では天真爛漫だった怪獣少女アノシラス二代目。
今作では常識人ポジションな言動が見られます。
素直になれる暦
暦「さっき俺、人を一人、助けてきました。
たぶん、俺の嫌いな人です」ガウマ「そっかぁ。
立派じゃねえの。
昔人に言われたんだけどさ、自分の気持ちには、正直に従ったほうがいいってな」SSSS.DYNAZENON 第7話(Abema TV)より引用
自分のマイナスな感情と良心。
矛盾する2つの感情を認めることができた暦。
モヤモヤがいくぶん晴れた様子。
仲直りする蓬と夢芽
理由とか、わかんないけど、もしかしたら昔みたいに、また普通に仲良くできるのかもしれないって、私、思っちゃって。
でも結局、それが最後だった。SSSS.DYNAZENON 第7話(Abema TV)より引用
互いの感情を話すうちに仲直りできる蓬と夢芽。
蓬が涙の流したのは夢芽の境遇だけでなく、無意識に自分を重ね合わせたからではないでしょうか。
蓬は夢芽の「もしかしたら昔みたいに、また普通に仲良くできるのかもしれない」という言葉と同時に、涙に耐え切れなくなり座り込みます。
夢芽の姉と仲の良い関係に戻りたいけれどもう戻ることができないという状況に、自分の両親のことが重なったのではないでしょうか。
蓬としては両親が昔みたいに仲良くなったらいいなという気持ちが心のどこかにあるのかもしれません。
成長するちせのバロックパール
怪獣使いは寝ない
本当の怪獣使いは寝たりしないよ。
SSSS.DYNAZENON 第7話(Abema TV)より引用
怪獣の声を聞くことができる、他の3人とは違った特性を持つシズム。
この「寝たりしない」発言により、さらに他3人との特異性が目立ってきます。
ダイナゼノンとグリッドナイトの共闘
そして共闘。
前作でグリッドナイトを助けに来たグリッドマンの逆の展開。
グリッドナイト同盟はガウマ達と行動を共にするというわけではないようで、どこかへ去っていきます。
ボイスドラマと怪獣解説