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エヴァンゲリオンを初めてアニメで観るときの順番
人気アニメで今なおファンがいる「エヴァンゲリオン」。
有名な作品ではありますが、
漫画・アニメ・映画(アニメ)などなどいろいろな方面に作品がある点、
神話をもとにした複雑な表現や伏線がある点から、初めて見るときに戸惑うことが多い作品でもあります。
エヴァをまったく見たことがない人が初めて見る場合、
リメイクされた新しい映画である、ヱヴァンゲリヲン新劇場版「序」を見るのがおすすめです。
以下、もう少し詳しく。
エヴァンゲリオンとは?
1995年から放送されたアニメ作品。
アニメブームを起こした作品の一つとされています。
エヴァンゲリオンというロボット(作中では人造人間という設定)に乗って敵と戦うストーリー。ちなみにエヴァに乗れるのは14歳のの少年少女。エヴァは大人では乗れないという設定。
ロボットが単純に戦うだけでなく、
神話をもとにしたストーリー設定や思春期の少年少女のモラトリアムを扱った点など深い話になっています。
また作中の様々な謎が伏線として期待されながら、アニメ最終話でそれをほとんど回収しない点が話題となりました。
エヴァンゲリオンの主な作品
そんなエヴァンゲリオンの映像作品は主に以下のようなものがあります。
・新世紀エヴァンゲリオン(アニメ)
・新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(映画)
・新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(映画)
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版(序、破、Q)
他にも漫画などが細々ありますが、主なものはこんな感じ。
新世紀エヴァンゲリオン(アニメ)
エヴァの最も基本となるコンテンツになります。全26話。
この26話あるアニメシリーズがエヴァを順序立てて観る上での基本になります。
しかし問題が1点。
少年少女がエヴァに乗り込み敵と戦い世界を守るというストーリーで順調に進行するものの、物語は第25話から急展開。
25話と26話は急に主人公の心の葛藤のシーンがほとんどであり、それまでの伏線の多くが回収されないまま作品が終えてしまいます。
「それじゃあいくらなんでも」ということで以下の映画に続くわけです。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(映画)
アニメがあまりにも途切れる感じの終え方をしたエヴァ。
今までのストーリーの流れはそのままに、問題のあった25話と26話をリメイクしたのがこの劇場版。
1~24話の要点をまとめた前半と、25・26話をリメイクした後半の構成。
のはずだったのですが、作成が公開日に間に合わず、中途半端な状態で公開を迎えます。
「それじゃあいくらなんでも」ということで以下の映画に続くわけです。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(映画)
劇場版をきちんと完成させたのがこちら。
アニメの最終話である26話の続きというわけではなく、25・26話をリメイクして別の結末を描いた作品。
また、「シト新生」の続きが「Air/まごころを、君に」にあたるわけでもありません。
「シト新生」と「Air/まごころを、君に」はけっこうだぶるのです。
ですので、エヴァは
アニメ1~24話 → アニメ25~26話
アニメ1~24話 → Air/まごころを、君に
という2つの終わり方があるわけです。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版(序、破、Q)
アニメだときれいに終われてないと賛否両論。
そして登場した「Air/まごころを、君に」。
いちおエヴァはアニメと「Air/まごころを、君に」で完結するわけですが、
正直、「Air/まごころを、君に」でもきれいに終われたのかと言えば賛否両論でした。
「もう、1からきれいに作りなおします!!」ってことで作られたのが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は「序」、「破」、「Q」の現在3つが公開され、ストーリーが続く形です。
ちなみに4つ目である「:||」で完結を迎える予定ですが、まだ公開されていません。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版は先述のアニメや映画とは別物になっています。
まとめ
以上のように、エヴァは神話や心理学を踏まえたストーリーという難しさと、賛否両論の独特の終わり方でけっこうクセのある作品です。
そしてその「クセ」が比較的緩和されているのがヱヴァンゲリヲン新劇場版「序」。
よってエヴァを初めて観るなら
ヱヴァンゲリヲン新劇場版「序」
↓
ヱヴァンゲリヲン新劇場版「破」
↓
ヱヴァンゲリヲン新劇場版「Q」
の順で観るのが最もわかりやすくて効率がいいでしょう。
一方で、エヴァ作品の「クセ」も含めてきちんと観てみたいという方は、
アニメ1~26話
↓
「Air/まごころを、君に」
↓
ヱヴァンゲリヲン新劇場版
という流れでしょう。
「Air/まごころを、君に」を観るので、時間がない人はアニメ25・26話を飛ばすという選択もありです。