日々の会話はお互いの愛情を深める場合もあれば、お互いの溝を広げる場合もあります。
今日は夫婦・恋人仲が深まる会話の秘訣をとりあげます。
パートナーとの会話の大原則。
相手が話しているときは非難したり遮ったりしてはいけません。
相手の話が愚痴だろうとオチのない話だろうと、とにかく話してもらい聞き役に徹する。
時間にすれば15~20分以上の時間をとることです。
助言やアドバイスも不要です。
まずは自分の気持ちをありのままに話してもらうのです。
一緒にいる生活が長く続くと、ついつい日常の会話を流してしまいがち。
それも時として必要でしょうが、そればかりでもいけません。
相手の話を真剣に聞きましょう。
それが愚痴や悩みならなおさらです。
真剣に聞くというのは考えてアドバイスすることではありません。
真剣に聞くということは、相手の目を見て頷きながら聞くということです。
相手の話を聞いていると、理解・共感できない物事もあるかもしれません。
けれど理解すること以上に、理解しようと努める姿勢が大切です。
相手の心情や状況を汲み取って、理解しようと努めながら話を聞きましょう。
そしてそれを内に秘めるだけではいけません。
理解に努めている姿勢をしっかり態度に出すことが重要です。
「そうなんだね」
「そう思う」
肯定的な相槌をしましょう。
夫婦や恋人というのはその人にとって核となるコミュニティーです。
一番身近な人には、自分の味方でいてほしいものです。
パートナーの話を聞いていて、100%同意できないことも時にはあるかもしれません。
けれど大切なのは、あなたがパートナーの味方になってあげること。
相手はあなたに公正な判断を求めているのではなく、
話を聞き、共感し、受け入れてほしいのです。
相手の側に立つということと通じます。
パートナーの問題は二人の問題だという寄り添う姿勢。
一緒に感情を分かち合うことは大切なことです。
そしてその姿勢を態度に表わしましょう。
何気ない会話の中でも、「好きだよ」「ありがとう」といった愛情を示す言葉を大切にしましょう。
「言わなくてもわかる」は厳禁です。
相手と感情を共有しましょう。
「私もとっても心配」
「私もうれしくなっちゃう」
「僕も悲しいよ」
「僕もうれしいよ」
相手と感情を共有した言葉をかけること。
<その他の記事>
あなたは恋人と向き合えているか? ~幸せな結婚の7原則③-①~
離婚に至る理由 結婚が続く理由
【参考文献】
ジョン・M・ゴットマン『結婚生活を成功させる七つの原則』第三文明社、2007年