アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ゾイドワイルドゼロのコックピット
ジリーズ全体を通して、
ゾイドのコックピットは非常に特徴的で象徴的な部位の1つです。
そんなゾイドのコックピットを廃し、
より生物としての側面を出したゾイドワイルドシリーズ。
これには賛否両論ありました。
そして再びコックピットが復活したゾイドワイルドゼロ。
そんなゾイドワイルドゼロのコックピットについてです。
ゾイドにおけるコックピットの意義
やはりゾイドにおいてオレンジ色のキャノピーを中心としたコックピットは非常に印象的です。
ちなみに共和国は視野を広くとるやや原始的なキャノピーが多く、
帝国軍ゾイドは装甲に覆われより兵器的な仕様になります。
コックピットは生命であり機械でもあるゾイドにおいて非常に象徴的な部分であり、同時に共和国と帝国の技術力やデザインを反映させる部分でもあるわけです。
これらに対し、
従来よりも小型化し人間がまたがるスタイルで搭乗するゾイドワイルドシリーズ。
キャノピーではなく生物らしい目をつけ、従来よりも人間とゾイドの「相棒」感が出ています。
一方で、
ただ人間がまたがっているだけで、ゾイド同士の激しい戦闘に耐えられるのか?
といったもっともな意見も出て賛否両論でした。
ゾイドワイルドゼロにおけるコックピット
そして次作であるゾイドワイルドゼロではコックピットが復活します。
ゾイドのスケールとしては旧来のものより小さく、前作ゾイドワイルドよりはやや大きいゾイドワイルドゼロのゾイド。
コックピットを許容しつつ相棒感を損なわないサイズになっています。
旧来よりもサイズが小さいため、
コックピットは着座式からバイクのようにまたがる簡易的なものになっています。
しかしキャノピーは光がライダーを包み込むハイテク仕様です。
そしてゾイドの衝撃に耐えるための耐Bスーツという設定が導入されます。
コックピットと背中が接続されるかたちで、ワイルドブラストの衝撃からライダーを守ってくれます。
おわりに
個人的には、
ゾイドにはやはりコックピットはあってほしい派です。
重火器の使用やミリタリーな世界観には、やはりコックピットがないと不自然だなあと思うので。
一方で、旧来のゾイドはやはり大きすぎて、生物よりもロボット感がありました。
例えばパイロットがゾイドを拭いて手入れをしていても、
「そんなに大きかったら全部拭けないだろうなあ」
とか思ってしまうんですよね。
なのでゾイドワイルドゼロくらいのサイズ感がギリギリかなあと思ったりします。
ただ、前作ゾイドワイルドの影響で
人間とゾイドの比率がほんと難しそうですね。
あと、玩具は前作同様コックピットがないままのなので、ゾイドワイルドゼロを再現できないのが残念と言えば残念です。
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