パソコンと手帳の併用
紙の手帳は紛失時にバックアップがなくて困ったり、文章の使い回しや書き換えがやりにくかったりします。
一方、スマホやパソコンなどデジタルツールでのスケジュール管理は、電源が必要だったりさっと出して思ったように図やメモを書くことがやりにくかったりします。
お互いの長所と短所を活かして、
大本のデータはパソコンで保管して、日常のスケジュールはデータを印刷した手帳で管理するという方法が一番いいのではと思います。
母艦(パソコン)と戦闘機(手帳)方式
最近はエクセルなどで簡単にマンスリーのカレンダーを作ることができます。
自分で作らなくても、ネットを探せばフリーのデータがたくさんあります。
こういったカレンダーのデータに自分のスケジュールを打ちこみます。
スケジュールを打ちこんだら、印刷して手帳で持ち運びます。
スケジュールが追加されたり変更されたら、その場で手帳に書き込みます。
帰ってきてからか時間があるときに、変更されたスケジュールをデータに打ち込んで再度印刷して手帳を最新状態にします。
この、
パソコンと手帳の連携が互いの長所を活かした最も合理的な手帳術の1つだと思います。
つまり、紙の手帳はすぐにメモをとったり、ぱっと見返すときに便利です。
電源の心配もないし、ペンさえあれば文字でも図でもなんでも書けるしビリっと破って捨てることもポケットに入れておくこともできます。
しかし紙の手帳は万が一なくしたときのバックアップが準備しにくい。
その点、パソコンにデータあればバックアップは簡単です。
コピペもできるから情報を整理することもしやすい。
しかしパソコンやスマホはバッテリーが必須ですし、走り書きしたり図を書くときはちょっと面倒です。
パソコンのデータを母艦として、日々の外出時はデータを反映した手帳を持ち歩くことでスケジュール管理のリスクを減らすことができます。
手帳とメモの関係
大本の情報源やデータがあり、それを携帯性に優れたツールで持ち歩く。
大本のデータがあることで編集やバックアップが容易になり、携帯性にすぐれたツールで持ち歩くことでスケジュール調整や管理がしやすくなります。
これはメモの取り方も同様です。
よくありがちなのが、手近にある紙にメモをとって、その紙をなくしてしまうパターン。
メモは手帳にするというルールを決めると、メモをなくすことがぐっと減ります。
リング式などの手帳なら、スケジュール帳にメモ用紙を加えることは簡単です。
必要なメモは手帳に取り、そのメモだけが必要なときは手帳から外して持っていきます。
用が済んだらまた手帳に戻します。
このような方法を手帳術の著書を持つ野口悠紀氏氏は「マザーシップ方式」と言っています。
まとめ
スケジュールや情報管理においてデジタルな道具を使うかアナログな道具を使うか迷うところです。
デジタルもアナログも、それぞれ長所短所があります。
これらを活かすには、
大本の管理をデジタルで行い、日々の使用はアナログで行うというのが理にかなっています。
例えばエクセルで作ったマンスリーを印刷して手帳に挟みます。
何かあるときはさっと書き足せるし、万が一なくしたときもデータがあるので安心です。
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参考資料
野口悠紀『「超」手帳法』講談社、2006年