手帳を自分だけの情報ツールにする
手帳の多くには、カレンダーだけでなくメモ欄やToDoリストが付属していることがあります。
自分が参照する情報(スケジュール、メモ、やることリスト)はバラバラにするのではなく1か所にまとめたほうが取りこぼしがなく便利です。
手帳にはスケジュールだけなく、いろんなことを書きとめます。
やることリストやちょっとしたアイディア。お店の電話番号や住所。
手帳を持ち、メモ魔になることは、日常に溢れる情報の整理に役立ちます。
以下、メモやToDoリストの工夫をいくつか。
メモは時系列で書く
メモは時系列で書いた方がいいです。
なぜなら理由は2つあります。
1つ目の理由は、
メモは最近のものを参照することが多いから、時系列になっていたほうが探しやすいということ。
2つ目の理由は、
項目別に分けると「あのメモは何の項目にしたっけ?」となることがあるからです。
だったら「あの出来事は冬頃だったからそのあたりのメモを見ればわかるな」と時系列のほうが探しやすい。
カテゴリーは主観が入るので必ず重複したり分類が難しい事案が発生します。
一方で時系列は客観的なので分類に迷うことがありません。
大事になメモは暗号化しておく
手帳にはいろんなメモを書いて便利にしておきます。
近年はネット環境が発達し、いろんなネットサービスを複数使うことが増えました。
そうなると一人で何個ものアカウント名やパスワードを管理しなくてはいけません。
アカウント名やパスワードは忘れないようにメモしておきたいところですが、うっかりそのメモを落としてしまうかもという不安も尽きません。
万が一の時に備えて、大事なメモは暗号がしてきましょう。
例えばアルファベットを平仮名に変換してメモしておくとぱっと見他の人にはわかりません。
「A」を「あ」、「B」を「い」といった具合です。
この手法でやると、例えば「password」というパスワードは「たあててぬそつえ」になります。
暗号化したメモは、自分にしかわからないので他人に漏れにくく、自分がパスワードを忘れてしまうことも防げます。
当然ながら暗号化の方法はできるだけオリジナルで人から推測されにくいものにします。
ToDoリストを終わらせる工夫
ToDoリストはそもそも「やりたくないこと」を先送りにするリストです。
ToDoリストに書かれるのは「非常に重要な案件」と「簡単ですぐにできる案件」の中間になりがちです。
そのためToDoリストの処理には工夫が必要。
ただリストを作るだけでは、書いただけで安心して一向にリストは減りません。
ToDoリストの処理をスムーズにするコツは2つ。
1つは約束などで締め切りを作り、自分を追い込む・自分を縛ること。
もう1つはリスト消すことを喜びとする習慣作りです。
リストの項目が完了したら黒いペンで線を引く。
そういった達成感を自分に植えつけていきます。
人は習慣の生き物なので、喜びもある程度習慣で形成されます。
ちなみに、ToDoリストの作業は「なんとか形になるところまで」やっておく程度でいいです。
100%を求めると時間がかかりすぎてしまう。
「8割原則」で物事にフットワーク軽く取りかかったほうがスムーズです。
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参考資料
野口悠紀『「超」手帳法』講談社、2006年