仕事で失敗したときや嫌なことがあったときの心の整え方を考えます。
1. 仕事で落ち込んだときは
仕事で失敗したときに落ち込むことがあります。
仕事の失敗で落ち込む理由は2つに分けられます。
1つはその失敗自体に落ち込むこと。
もう1つは仕事の失敗によって怒られたり非難されたりといった人間関係のストレスです。
一般的に、仕事の失敗自体に落ち込むことは少ないです。
多くの場合、人は仕事自体よりも人間関係で悩むものです。
けれど、仕事の失敗自体は事実であったり客観的なものであることが多いですが、人間関係の悩みは自分の思い込みや固定観念だったりと意外と主観的なことが多いです。
つまり、人は事実に対してより根拠のない思い込みで悩み落ち込むことのほうが多いわけです。
だから悩んだり落ち込んだときは、いろんな角度で物事を見て別の考え方に気づけるように心がけています。
2. 人格が否定されたら傷つく
仕事に限らずですが、自分の人格が否定されたような場面というのは落ち込んでしまいます。
「あの人とは気が合わない」と思うより、「あの人と仲良くできない自分は社交性に問題がある」と考える方が落ち込んでしまいます。
失敗を通して、「自分」という人間自体をダメに思うと精神的にこたえます。
人に言われて傷つく言葉も、人格を否定される類いの言葉がより傷つきます。
「だからあなたはダメなんだ」
「そんなんじゃあ、何をやってもダメ」
「それじゃあどこに行っても通用しない」
そいうった言い方はすごく傷つきます。
3. その人がそう思っていること
人の人格を非難する人は、割と感情的で主観的に物事を言っている人が多いです。
要するに嘘つきなわけです。
よく、個人を攻撃する言葉で「普通はみんな○○している」という言葉があります。
でもこの「みんな」って世界中の人々を指しているわけではない。
その人の狭い観測範囲で言っているだけだったりします。
だから他人が言う「普通」とか「一般的には」とか「常識は」といった言葉には、「その人がそう思っていること」と自分の頭の中で付け加えるようにします。
その人が知っている世界より、その人が知らない世界の方が世の中には多いのです。
4. まとめ
仕事で失敗したり、嫌なことがあったとき、落ち込んだり悩んだりしてしまいます。
でもその暗い気持ちの原因の多くは、仕事の失敗自体ではなく人間関係に関することだったりします。
そして人は自分の人格が否定されたような場面でより落ち込んでしまいます。
けれど、人の人格を非難する人は、割と感情的で主観的に物事を言っている人が多いです。
その人が知っている世界より、その人が知らない世界の方が世の中には多いのですから、「この人はそういうふうに思っているんだ、ふーん」くらいの捉え方がちょうどいいのかなと思います。
多少失敗したくらいで、自分の人生が間違っているなんて決まるわけないのですから、気分転換に別のことをしてのんびり忘れてしまうのを待てばいいのかなと思う今日この頃です。