人生を生きていく上での戒めというか教訓というか。
そういう学びを自身の備忘録として。
1. 先生だって間違うことがある
学校にせよなんいせよ、「先生」って呼ばれる人ってなんだか正しい感じがしますね。
でも、「先生」と呼ばれる人達も所詮はただの人なんですよね。
だから、
「先生だって間違うことがある」って思いながら話し半分で聞くくらいがちょうどよかったりするのかなあと思います。
人間は誰しも完璧ではないし、間違うこともあります。
親も、先生も、上司も、完璧な人間ではなくて間違いを犯すことだってあります。
だから、「常に正しいことを教えてくれる人」というのはいません。
人の意見を聞いた上で、それが正しいことなのかどうか自分の頭で考える必要があります。
2. アンカリング
「完璧な人間などいない」
「人は誰しも間違うことがある」
そういう表現はよく耳にしますね。
だから人の言うことを全部真に受けるのではなくて、一旦自分の中で落とし込んで考える作業は大切です。
と、頭ではわかっているのですが、
人は人の意見を大して検証もせずについつい真に受けてしまうものです。
心理学で、アンカリングという言葉があります。
例えば普段100円のコーヒーを飲んでいる人は200円のコーヒーが高く感じます。
けれど普段500円のコーヒーを飲んでいる人は200円のコーヒーを安く感じます。
これは「本来コーヒーの適正価格はいくらくらいなのか?」という理由ではなく、単に普段の自分を基準にしているに過ぎません。
このように、
人は初めて見聞きしたものや普段から慣れ親しんだものを基準にして物事を判断します。
これをアンカリングと言います。
親や先生というのは初めて自分に物事を教えてくれる存在だったりします。
だからアンカリングが働きます。
その人が言っていることが正しいとは限らないのに、ついつい人は教えられたことを基準にしてしまいます。
3. 会社も学校もアンカリングがはたらく
初めて就職した会社というのもアンカリングが働きます。
サービス残業が当たり前の会社だと、それが当たり前と感じてしまいます。
日本は世界的にもサービス残業が多い国です。
法律的にもサービス残業は違法です。
世界的に見ても法律的に見てもサービス残業は不適切なのですが、人はそれを当たり前のように感じてしまいます。
周りの同調圧力の影響もあるでしょうが、
サービス残業がまったくない会社に就職していたら、また基準が変わっていたかもしれません。
最初に経験したことや環境が、その人の基準になってしまう。
人の物事を判断する基準は意外と先入観が多いものです。
4. まとめ
親も先生も上司も、結局は同じ人間です。
人間だから間違うこともあるし、間違うことも言います。
大切なのは自分の頭で考えることです。
人はついつい他人の言った根拠のないことを真に受けてしまいます。
「所詮はみんな同じ、一人の人間なんだ」くらいの軽い気持ちで、話半分くらいに聞く方が精神衛生は保たれるのかもしれません。